草津市に鎮座する鞭嵜八幡宮。
南の鳥居から入る。
社殿は西向き。開放的な拝殿の後ろに本殿がある。
本殿の苔生した檜皮葺の屋根が趣がある。本殿に参る。
御祭神は応神天皇、聖母大神、高良大神、住吉大神。聖母大神は神功皇后だと言われる。
境内社を拝殿を時計回りに参る。拝殿左に二社。
大山咋神と蛭子大神
金比羅大権現と貴船大神
拝殿の右に二社。神功皇后と應神天皇
稲荷大明神
宗源殿。地元の祖神が祀られる。
表の鳥居は北側になる。
社前を横切る道路は東海道からの脇道で矢橋道となる。矢橋道は近江八景のひとつ矢橋の渡しにつながる道で、瀬田の唐橋を通らずに京へ入る琵琶湖を行く近道であった。
鯱をいただく表門は膳所城の南大手門で、明治四年の廃藩置県で移築された貴重な遺構である。
鳥居と表門の間に難除水がある。八方厄除の水ということだろうか。
鞭嵜八幡宮
滋賀県草津市矢橋町1463