福井市中手町(旧大野郡上味見村)に鎮座する樺八幡神社。御祭神は誉田別尊。延喜式内社の大野郡椛神社の論社のひとつ。
永禄18年奉納の狛犬には「大野郡味美郷惣社」とある。
味見川が東西に流れ、南北に山がせり出す谷間に一面の田畑が広がる地の左岸に鎮座する。
深い森の中に鳥居が見えてきた。
石造の第一鳥居の後ろに、木製の鳥居がある。
さらに拝殿前に石造の鳥居がある。
拝殿と本殿の間には杉や銀杏の大木が林立する。
本殿に参る。
本殿右には茅葺きの神明神社が建つ。本殿も元は茅葺きであった。
境内に残る古拝殿。古拝殿も元は茅葺きであった。平安時代の息長垂姫尊坐像や大鷦鷯尊坐像の二体の神像、平安時代の大日如来坐像と多聞天王立像、広目天王立像の三体の仏像を所有し中世の神仏習合の風習を今に伝える。
古拝殿の中に缶があって、開くと御朱印がありました。自分で押す方式ですね。
御朱印料を納め、境内を後にしようと駐車場のほうに出ると、入口に社名標があった。鳥居のところではなく、駐車場のほうにあるのか。
樺八幡神社
福井県福井市中手町20-27