京都市に鎮座する伏見稲荷大社。その神奈備である稲荷山を一周することを「お山めぐり」という。
奥社奉拝所に参り、千本鳥居を進むとやがて熊鷹大神の扁額の掛かる鳥居が混ざってくる。
新池に張り出すように鎮座する熊鷹社、祭神は熊鷹大神。
さらに進み、三ツ辻を曲がって階段を上っていくと、途中に三徳社がある。
さらに階段を上る。この鳥居をくぐると四ツ辻になり、稲荷山一周が始まる。
三ノ峰下社、祭神は白菊大神。
間ノ峰荷田社、祭神は伊勢大神。ここまで来ると汗が噴き出してくる。
二ノ峰中社、祭神は青木大神。
そして稲荷山山頂233m、一ノ峰上社、祭神は末広大神。
奥社奉拝所から30分ほど経っていた。
ゆるやかに下る。春繁社、祭神は春繁大神。
長者社、祭神は御劔石という霊石で、別名御劔社ともいう。
おせき社、祭神はおせき大神。
石井社、祭神は石井大神。
薬力社、祭神は薬力大神。
山上祈祷所、三ヶ峰の北背後にあたり、かつて御饗殿と御竈殿があり供物をするところだった。
御膳谷奉拝所、ここで稲荷山の御朱印がいただける。奥社奉拝所からやがて一時間が過ぎようとしていた。
眼力社、祭神は眼力大神。
大杉社、大杉を祀る。
ようやく四ツ辻に戻り、北の荒神峰に上る。祭神は権太夫大神。
荒神峰の背後を谷に下り、白滝社に至る。祭神は白滝大神。
白滝のご霊水。
磐境を祀る社が並ぶ御幸奉拝所。
四ツ辻からは京都南部の町並みがくっきりと見えた。やがて一時間半を過ぎようとしていた。
すべて回ってきたつもりだったが、御膳谷奉拝所の北方の谷に三社ほどあったようだ。