大山崎の天王山に鎮座する自玉手祭來酒解神社。御祭神は自玉手祭來酒解神とも言われる大山祇神、素戔嗚尊を配祀する。
延喜式の乙訓郡自玉手祭來酒解神に比定される神社で明神大社、元は山崎社といい麓の離宮八幡宮の場所にあったという。離宮八幡宮の勢力が強くなるにつれ、山崎山に遷座し、天王社と呼ばれたところから天王山と呼ばれるようになった。
JR山崎駅から宝積寺の登山口を目指す。
しばらく登ると白い大きな一の鳥居が見えてきた。
鳥居脇に展望台があり、山崎合戦の古戦場が眼下に広がっている。
またしばらく登ると、三社宮が見えてきた。御祭神は天照大神、月読大神、蛭子神。高い木に囲まれた社が印象的。
三社宮から登山口は右に行く。左に少し行くと厳島社がある。
さらに登っていくと、酒解神社が見えてきた。社殿は山腹にあるとしては大きい。
拝殿に入り、本殿に参る。
振り返ると崖のほうに木が見える。
この一本はおそらくご神木なのだろう。
左に境内社が一社。
その左に神輿蔵がある。板倉造という鎌倉時代中期のころの珍しいものらしい。国重要文化財に指定されている。
本殿の右には後見社が拝殿に向かって建つ。祭神は大己貴命。
現在酒解神社は離宮八幡宮の兼務社となっているため、下山後、離宮八幡宮で御朱印をいただいた。
自玉手祭來酒解神社
京都府乙訓郡大山崎町大山崎天王46