大山崎町の小倉山の麓に鎮座する小倉神社。乙訓郡の延喜式内社で明神大社。御祭神は武甕槌神、斎主神、天児屋命、比売大神。
平安京の鬼門除けとして祈願され、方除祖神として崇敬を集める。
参道は阪急西山天王寺駅の線路を渡るところから始まる。社名標と灯籠が立つ。
車で3分、社前に到着する。神社は天王山への登山口のひとつとなっていて、当日も支度を調えた家族連れに会った。
一の鳥居、参道を進み二の鳥居をくぐると広い場所に出る。
階段を上がり割拝殿をくぐる。
割拝殿には絵馬が掲げられていた。享保二年の祭礼絵馬。割拝殿、拝殿、本殿は今の位置だが、他に割拝殿の左前に能舞台が描かれる。小倉能として近郷に知られていたという。
もう1枚は相撲奉納の様子を描いた絵馬。文政十年の奉納である。
拝殿と本殿。本殿に参る。
手水には亀が二匹、どことなく愛らしい。
本殿の後ろに磐座が残り、地磁波が出ているという。
境内社も多い。拝殿右に三社神社、右より若宮、天照皇大宮、八幡宮。
やちまた宮とある熊野神社
二の鳥居右に四社並ぶ。天満宮
若宮神社
稲荷神社
龍王神社
11月3日の秋祭りも近いので社務所に人がいるかと思って訪ね、御朱印をいただいた。
小倉神社
京都府乙訓郡大山崎町円明寺鳥居前83鳥居