野洲市に鎮座する御上神社。延喜式野洲郡の比定社で明神大社。御祭神は天之御影神。
元官幣中社で、養老年間に藤原不比等の勅命で創建されたという。
神奈備である三上山。近江富士とも言われる山容秀麗な山で山頂に奥宮がある。
鳥居から楼門まで参道が一直線に延びる。
楼門は国重要文化財。
楼門から拝殿、本殿が一直線に並ぶ。拝殿は国重要文化財、本殿は国宝。
本殿に参る。境内に檜皮葺の屋根の建物が揃う様は荘厳である。
本殿の右に県重要文化財の摂社三宮神社。御祭神は瓊瓊杵命。
左の小さな社は大神宮社。御祭神は天照皇大御神。
本殿の左には国重要文化財の摂社若宮神社。御祭神は伊弉諾命を主祭神に、菅原道真命、天石戸別命、天之御桙神、野槌大神を配祀する。
神輿殿。
古い鳳輦神輿が三台入っている。中に人が乗れる構造。
楼門を出て、楼門の東方に2つの境内社の敷地があるが、社は一社のみ。愛宕神社(御祭神は火産霊神)、御鍵取神社(御祭神は天津彦根神、猿田彦神)の合祀社になっているが、御鍵取神社は本来左の敷地らしい。
鳥居から西側にも参道が延びる。その途中に橿原神宮遙拝所がある。
御上神社
滋賀県野洲市三上838
大津市に鎮座する長等神社。御祭神は建速須佐之男大神、大山咋大神、宇佐若宮下照姫大神、八幡大神、地主大神。
道路を跨ぐように大鳥居が立っている。社殿は東向き、長等山を背後に鎮座する。初め大津宮の鎮守として創建され、遷都の後は園城寺(三井寺)の鎮守となり、日吉山王神(大山咋大神)を祀った。境内の右に園城寺への入口がある。
朱色の大きな楼門。
境内に入ると拝殿、奥に廻廊に囲まれた本殿がある。
廻廊に入って本殿に参る。
本殿
本殿左に境内社が二社。右が馬神神社(もと大津東町の守護神)、左は両御前神社(もと神出の御旅所の社)。
本殿右の三社の稲荷神社。栄稲荷神社。往古からの境内社に、大津城内の鎮守社を合祀。
磐境が御神体の末春稲荷神社と権平稲荷神社の合祀社。
駒竹稲荷神社(もと上京町の相生神社の境内社であり、大津駅旧伝馬町の守護神)。
社務所で御朱印をいただく。
社務所の前に笠森神社。
長等神社
滋賀県大津市三井寺町4-1
大津市に鎮座する三尾神社。御祭神は伊弉諾尊。三尾神社はもとは園城寺(三井寺)の鎮守であった。
社殿は東向き。長等山の地主神として、長等山を背後にして鎮座する。
参道を進み鳥居をくぐると、駐車場の横に拝殿がある。少し違和感があったが、屋根の向きですね。多くは本殿に向かって妻入りなのが、平入りなので90度向きが違う。
入口に門、脇に手水舎がある。
三尾神社が卯年生まれの守り神を自称していることもあり、水を出しているのもウサギ。
本殿を囲む塀垣の一部が拝所となっている。本殿に参る。
本殿
本殿右から反時計回りに境内社をまわる。白山神社と愛宕神社の合祀殿。
天満宮。
白鬚神社と夷子神社の合祀殿。
日御前神社
左側に回り込む。裏門は屋根が壊れているようだ。
屋根の瓦が見返り兎となっている。
阪下稲荷神社と茂畑稲荷神社の合祀殿。
境内はまさにウサギ尽くしである。廻廊前のめおと兎。
由緒書き前の子連れ兎。
子連れ兎は置物の授与品になっている。御朱印を待つ間に見ていて、あまりのかわいさに連れ帰ってしまった。
三尾神社
滋賀県大津市園城寺町251
大津市の瀬田川を下流に南下すると鎮座している佐久奈度神社。延喜式栗太郡の比定社であり明神大社。御朱印は祓えの神である、瀬織津姫尊、速秋津姫尊、気吹戸主尊、速佐須良姫尊の四柱。
社殿は西向き。平成31年には御鎮座1350年祭が斎行される。
正面に本殿、左に社務所が建っている。
境内に入ると北を流れる瀬田川に向かって展望台が作られている。
元はこの下の駐車場のあたりに瀬田川に背を向けて南向きに社殿があったようだ。昭和39年、さらに下流に天ヶ瀬ダムが建設され水没予定地となったため、現在地に遷座された。
拝殿に参る。
本殿は朱色の柱に白い壁、窓の緑が鮮やか。
本殿右に境内社が二社。左が焼鎌神社、右が敏鎌神社。
境内入口付近に境内社が二社。左が八幡社、右が稲荷神社。
下の駐車場を奥に進むと、本殿の下方に境内社が一社。
橋守社。瀬田川にかかる鹿跳橋を守る社で、村の入口を守る道祖神です。
社務所で御朱印をいただき、待っている間由緒パンフを見ていると、500mほど南に御旅所があるということ。
場所を聞いて、浄土宗若王寺まで来ました。
4月の春季大祭で神輿が納められるところ。檜皮葺の屋根が非常に雰囲気を感じさせます。
なんでも向背の蛙股に施された牡丹と揚羽蝶の彫刻が古いもので、一部部材は鎌倉時代中期のころと推定されている。
佐久奈度神社
滋賀県大津市大石中1丁目2-1
39歳を目前にして御朱印デビュー! 日本全国の神社の御朱印や参拝記録