近江栗太 佐久奈度神社

大津市の瀬田川を下流に南下すると鎮座している佐久奈度神社。延喜式栗太郡の比定社であり明神大社。御朱印は祓えの神である、瀬織津姫尊、速秋津姫尊、気吹戸主尊、速佐須良姫尊の四柱。

社殿は西向き。平成31年には御鎮座1350年祭が斎行される。

正面に本殿、左に社務所が建っている。

境内に入ると北を流れる瀬田川に向かって展望台が作られている。

元はこの下の駐車場のあたりに瀬田川に背を向けて南向きに社殿があったようだ。昭和39年、さらに下流に天ヶ瀬ダムが建設され水没予定地となったため、現在地に遷座された。

拝殿に参る。

本殿は朱色の柱に白い壁、窓の緑が鮮やか。

本殿右に境内社が二社。左が焼鎌神社、右が敏鎌神社。

境内入口付近に境内社が二社。左が八幡社、右が稲荷神社。

下の駐車場を奥に進むと、本殿の下方に境内社が一社。

橋守社。瀬田川にかかる鹿跳橋を守る社で、村の入口を守る道祖神です。

社務所で御朱印をいただき、待っている間由緒パンフを見ていると、500mほど南に御旅所があるということ。
場所を聞いて、浄土宗若王寺まで来ました。

4月の春季大祭で神輿が納められるところ。檜皮葺の屋根が非常に雰囲気を感じさせます。

なんでも向背の蛙股に施された牡丹と揚羽蝶の彫刻が古いもので、一部部材は鎌倉時代中期のころと推定されている。

佐久奈度神社
滋賀県大津市大石中1丁目2-1

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