甲府市に鎮座する金櫻神社。延喜式内社の論社のひとつで金峰山に奥宮がある。
御祭神は少彦名命、須佐之男命、大己貴命。
駐車場は境内に隣接して数台停めれる。鳥居をくぐって境内に入る。
鬱金(うこん)の櫻が本殿の左にある。本殿は現在修復中で、左甚五郎作といわれる昇龍・降龍の彫刻は見られなかった。
拝殿に参る。拝殿は東向き。
境内の東端に樹齢1500年の杉のご神木の根が残る。昭和30年に火事で焼失し伐採され、その幹の一部で彫られた大国天様が近くの大国天社に祀られている。
杉の根の東に富士山遙拝所があった。昨日登った富士山は今日も麓からは見えない。
見えればこう見えるらしい。
授与所と社務所は分かれている。駐車場入口から見て、右が授与所、左が拝殿、中央奥が社務所である。
御朱印は社務所でいただく。水晶発祥の神社らしく、朱印は水晶に彫られた印判で豪快に押される。
金峰山は修験の霊山であったことから、狼を神使としており、珍しい狼の神符が頒布されている。
本来の参道を目指して下に降りる。ここが一の鳥居。
鳥居をくぐると左手に道祖神を祀った道祖神社。
二百段を越える階段を上っていく。
階段の左右には杉の巨木が林立し、昼間でも尚薄暗い感じに神を感じる。
竜神池にかかる石橋を渡る。
竜神池の左に3社の境内社が並ぶ。左に水神社、中央に稲荷社、右が秋葉社。
なお、境内には徳川家康公が腰掛けたという石も残る。
金櫻神社
山梨県甲府市御岳町2347