海越しにうっすらと立山が見えるほどの良い天候に恵まれて、能登町の曳山祭宵山を見てきました。
曳山祭は約470年前に畠山七尾城主が五穀豊穣を祈願して神事を執り行った際の出し物で、畠山氏から分家した白山宮司が受け継いだ春祭りの行事で、宇出津では白山神社、酒垂神社が1台ずつ曳山を出す。曳山を人形で飾り、太鼓やシャギリで囃し立て、木遣りに合わせて進む。
出発を待つ酒垂神社の曳山です。今年のテーマは源平合戦壇ノ浦。
源義経の八艘跳びと平知盛の人形が飾られている。
曳山の浦は七福神。
先に神事が始まる白山神社前に移動しました。
白山神社の曳山のテーマは高尾の身請話。
高尾太夫と島田重三郎の人形が飾られている。
1時を少し過ぎて神事が始まりました。五穀豊穣と祭事の安全を祈って祝詞が読まれます。
神事を終了して、シャギリと木遣りを唄う方を3人前に乗せ、まずは白山神社の神に木遣りを奉納するため、白山神社鳥居前に向かいます。
木遣りが終わると再び今度はバックして、元の位置に戻り、子供たちをのせ街中へ進む。
酒垂神社の曳山はお旅所を出発し、あばれ祭でキリコが通る酒垂神社前通りを進む。
写真では伝わりにくいですが、太鼓のシャギリの早い調子、木遣りのゆったりした調子の繰り返しで祭り気分は最高潮に達します。あばれ祭に比べると観客が少なく知名度はまだ低いようです。
曳山祭日程(2016年)
15日(金) 人形見 18:00~21:00
16日(土) 宵山 13:00~21:00
白山神社曳山
13:00 神事
14:00 白山神社前出発
15:00 梶川橋
16:30 数馬タバコ店前
18:00 梶川橋
21:00 白山神社前
酒垂神社曳山
14:00 お旅所(天保島)出発
15:00 北國銀行前
16:30 数馬タバコ店前
18:00 北國銀行前
21:00 お旅所(天保島)
17日(日) 朝山 2:00~8:00
本山(戻り山) 13:30~22:00