大和奈良 手向山八幡宮

手向山八幡宮

奈良市の東大寺境内の手向山八幡宮。東大寺の鎮守として東大寺八幡宮と呼ばれていた。
御朱印は楼門にある授与所でいただける。

手向山八幡宮

春日大社方面から歩いて境内に入りました。

手向山八幡宮

まず見えてきたのは境内社の摂社住吉神社。御祭神は住吉三神。
社殿は鎌倉時代の一間社流造で重要文化財。

手向山八幡宮

そこからすぐに二つの社が見えてくる。
手前が末社阪本神社(御祭神は大己貴命)、末社恵比寿神社(御祭神は蛭児神)の二社合祀殿。
奥が末社明武神社(御祭神は豊玉媛神、玉依媛神)、末社劔神社(御祭神は素盞鳴命)、末社八子神社(御祭神は天照大神)、末社松童神社(御祭神は応神天皇牛飼童)の四社合祀殿。

手向山八幡宮

摂社若宮の御祭神は仁徳天皇。
左右に摂社高良神社(御祭神は大伴健将)と若殿神社(御祭神は菟道稚郎子)が鎮座する。

手向山八幡宮

若宮前に菅公腰掛石がある。菅原道真公が手向山八幡宮を詠んだ和歌が書かれている。
この和歌は御朱印のはさみ紙にも紹介されている。

手向山八幡宮

若宮前の神楽所

手向山八幡宮

神楽所の右に東大寺にあった東照宮。御祭神は徳川家康公。

手向山八幡宮

神楽所の左の壁面には、源頼光の鬼退治の絵が描かれている。

手向山八幡宮

大黒殿

手向山八幡宮

本殿の御祭神は八幡大神(応神天皇)、比咩大神、神功皇后 、仲哀天皇の四柱を祀る。
八幡大神は宇佐神宮からの御分霊で初めての社という。

手向山八幡宮

本殿の左にひっそりと寄り添う社は摂社武内社。御祭神は武内宿禰。

手向山八幡宮

楼門を出て下がると奥に手向山が見える。

手向山八幡宮

大仏殿方向からの二の鳥居。

手向山八幡宮

最後に大仏殿方面からの参道入口に立つ一の鳥居。
一の鳥居から二の鳥居までの参道途中に末社があと二社あるようで、そこはまた後日。

手向山八幡宮
奈良県奈良市雑司町手向山434

大和奈良 天神社

天神社

奈良市の天神社。春日神社末社。春日大社駐車場への通り沿いの聖明神社から少し奥に入った場所に鎮座する。

天神社

御祭神は天常立尊。案内板には京都の北野天神を勧請したと伝えられる、と書かれているがそれであれば御祭神は菅原道真公となるのであろう。「天」神社か「天神」社か、いずれの御代に混乱したものと考えられる。

天神社
奈良県奈良市春日野町

大和奈良 浮雲神社

浮雲神社

奈良市の浮雲神社。春日大社駐車場への通り沿いに鎮座する。春日大社末社。

浮雲神社

御祭神は天児屋根命。春日大社の神奈備、三笠山の頂上、浮雲峰の本宮神社同体と考えられ、近世には雨乞いの祈願が行われた。
背に三笠山を背負う方向で社殿が建てられている。

浮雲神社
奈良県奈良市春日野町

大和奈良 聖明神社・愛宕神社

聖明神社・愛宕神社

奈良市の春日神社末社、聖明神社と愛宕神社。
春日大社駐車場へ通じる道路脇に鎮座する。

聖明神社・愛宕神社

手前が聖明神社、奥が愛宕神社。
ともにここから西北の興福寺四恩院(今の公会堂付近)に祀られていた。

聖明神社

聖明神社の御祭神は聖明神。聖神とは暦の神らしく、陰陽師の信仰が篤かった。

愛宕神社

愛宕神社の御祭神は火産霊神

愛宕神社

旧社殿は川の対岸にあったらしい。

聖明神社・愛宕神社
奈良県奈良市春日野町160

大和奈良 若宮十五社めぐり

若宮十五社めぐり

春日大社の若宮を中心とする境内社十五社を巡拝すると十五社の御朱印とお守りをいただけます。

若宮十五社めぐり

十五社をめぐり、人間の一生をたどりながら、自身の生涯の安泰を祈願します。

若宮十五社めぐり

夫婦大國社で初穂料千円を納め、玉串札を持ってまわります。
玉串札を1枚ずつ納札所に納めます。

若宮神社

第一番 若宮
御祭神 雨押雲根命

三輪神社

第二番 一童社(三輪神社)
御祭神 少彦名命

兵主神社

第三番 兵主神社
御祭神 大己貴命

南宮神社

第四番 南宮神社
御祭神 金山彦神

広瀬神社

第五番 広瀬神社
御祭神 倉稲魂神

葛城神社

第六番 懸橋社(葛城神社)
御祭神 一言主神

三十八所神社

第七番 三十八所神社
御祭神 伊弉諾尊、伊弉冉尊、神日本磐余彦命

佐良気神社

第八番 佐良気神社
御祭神 蛭子神

春日明神遙拝所

第九番 春日明神遙拝所
御祭神 春日皇大神

宗像神社

第一〇番 宗像神社
御祭神 市杵島姫命

紀井神社

第一一番 紀井神社
御祭神 五十猛命、大屋津姫命、抓津姫命
延喜式内社の添上郡、赤穗神社、島田神社、御前原石立命神社、御前原石立命神社、4社の比定社となっている。

伊勢神宮遙拝所

第一二番 伊勢神宮遙拝所
御祭神 天照坐皇大御神、豊受大御神

枚方神社遙拝所

第一三番 元春日 枚方神社遙拝所
御祭神 天児屋根命、比売神

金龍神社

第一四番 金龍神社
御祭神 金龍大神

夫婦大國社

第一五番 夫婦大國社
御祭神 大国主命、須勢理姫命

若宮十五社めぐり
受付:夫婦大國社
奈良県奈良市春日野町

大和奈良 夫婦大國社②

夫婦大國社

奈良市の春日大社末社の夫婦大國社。御祭神は大国主命とその妻須勢理姫命。
大国さんと呼ばれる大国主命が夫婦で祀られている唯一のお社だとか。

夫婦大國社

中は撮影できないので入口を
昼頃にもなれば恋愛成就を願う女性で授与所がいっぱいになります。

夫婦大國社

ハート型の絵馬もいっぱいに積まれている。

夫婦大國社

恋占いの水占も女性には人気なようで

御朱印は授与所でいただけます。こちらでは夫婦大國社、若宮神社、金龍神社の御朱印がいただけます。若宮十五社めぐりの御朱印もこちらです。そのため大変忙しい時間帯がありますので、複数いただくときは午前中早めがおすすめです。

夫婦大國社
奈良県奈良市春日野町

大和奈良 金龍神社

金龍神社

奈良市春日大社境内の金龍神社。春日大社末社。御祭神は金龍大神。
後醍醐天皇が笠置へ落ちる途中に春日社に一面の御鏡を奉安し、天下泰平の祈祷をしたのが起こり。

金龍神社

宮中(禁裡)の御鏡を奉安されたので「禁裡殿」ともいう。
ご神体は鏡ですね。

金龍神社

御神徳は金運財運。ちょっとつながらないけど、どういう所以でしょう。
この社は若宮十五社めぐりの十四番の納札社です。

金龍神社

御朱印は夫婦大國社でいただけますが、昼近くになると参拝者が増えてくるので複数の御朱印は対応できないかもしれません。
御朱印をいただくなら午前中早めがおすすめです。今年秋頃までは式年造替の印が押されます。

金龍神社

金龍神社の境内下にはイチイガシの巨木が生えています。カメラに収まらないような大きな木です。

金龍神社
奈良県奈良市春日野

大和奈良 若宮神社

若宮神社

奈良市の春日大社摂社の若宮神社。もとは若宮といったので「若宮」と「若宮神社」が案内板でも混在しています。
御祭神は天押雲根命。本宮の天児屋根命の御子神。

若宮神社

若宮の御神霊を春日野にお迎えした祭礼が、若宮おん祭の始まりだそうです。

若宮神社

「若宮大楠」
社前の参道には大きい楠が立っています。

若宮神社

今はツバキとの共演が絵になりますね。

御朱印は夫婦大國社でいただけます。複数いただくときは午前中早めがおすすめです。
今年秋頃までは式年造替の印が押されます。

若宮神社
奈良県奈良市春日野町

大和奈良 榎本神社

榎本神社

奈良市の榎本神社。春日大社本殿の回廊南西隅に鎮座する。御祭神は猿田彦命。
延喜式内社春日神社の論社であり、現在は春日大社摂社。春日の地主神であり、一時安部山に遷座していたこともある。

榎本神社

階段を上る。

榎本神社

右手に進めば春日大社神門なので、こちらに詣る方は意外にも少ない。

榎本神社

前面に青獅子を描き、屋根には檜皮を葺いた小さいながらも立派な社殿。

榎本神社
奈良県奈良市春日野町

大和奈良 采女神社

采女神社

奈良市の采女神社。御祭神は采女命。春日大社の別当寺であった興福寺の門前にあり、春日大社別社となっている。
奈良時代に天王の寵愛が薄れたことを嘆いた采女(女官)が猿沢の池に身を投げ、その霊を慰めるために祀られる。

采女神社

社は西向き。

采女神社

朝早いと中に入れず、左の建物は授与所で開けばお守りなどが頒布される。
采女が祀られているとして恋愛おみくじが人気。

采女神社

入水した猿沢池。

采女神社

池を見るのは忍びないと一夜のうちに社殿が池に背を向けたと伝えられるが、入水した池そのものを祀るための配置なのだろう。

采女神社
奈良県奈良市樽井町

大和奈良 隼神社

隼神社

奈良市の隼神社。御祭神は角振隼総別命、市寸島姫命。
舒明天皇の御世に茅努王の勅により近辺に祀られる。平安遷都とともに京に遷るが、もとの本社はこちらで神階も無位→正三位→正二位と進んだ。神事は別当寺の神宮寺、大慈院、久福寺の三ヶ寺が行っていたが、治承4年に平重衡の兵火にあって焼失する。市寸島姫命はもと神宮寺の庭内社であったらしい。

隼神社

現在は延命地蔵尊と並んで建立されている。

隼神社

小さな祠で過去の大社の面影はなく、また朝早いと中にも入れず詣ることができません。

隼神社
奈良県奈良市角振新屋町44

大和奈良 月日神社

月日神社

奈良市の月日神社。御祭神は与土日女神、旱珠日神、満珠月神の三柱。
聖武天皇の建立と伝えられる法楽寺の鎮守として祀られたようだが、現在近くに法楽寺はない。
旱珠日神は太陽の神、満珠月神は月の神のようだ。

月日神社

小さな社だが、朱色の社殿は美しく、三柱は別々に祀られている。

月日神社

JR奈良駅から奈良公園に延びる三条通沿いのカフェらしき店の前にあり、オープンまでは詣ることもできない。

月日神社

狛犬は小さいながら木製のようだった。

月日神社
奈良県奈良市下三条町

写真集 霊峰石鎚お山市

霊峰石鎚お山市
撮影:武市基靖
監修:石鎚神社
発行:プラス印刷株式会社
発行日:1988年6月20日
定価:3,800円
毎年7月1日から10日間行われる山開き神事「お山市」を2年かけて撮った写真集。神事が進む様子だけではなく、神事の解説が適時付けられていて、この写真集を見ているだけでとても興味深い。

信濃一之宮 官幣大社諏訪神社写真帖

官幣大社諏訪神社写真帖
著作兼発行者:伊藤愛丸
発行所:官幣大社諏訪神社社務所
発行日:大正7年12月25日、昭和2年10月20日8版
ページ数:9ページ+14枚
諏訪大社の写真集。戦前は神社の案内書は由緒のみではなく、写真も付けられていたようです。写真は絵葉書サイズ。
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相良町神社誌

相良町神社誌
編集者:柴田栄一
発行者:相良町氏子会
発行日:1962年2月11日(非売品)
ページ数:102ページ
本書は静岡県相良町に鎮座する39社の神社名鑑である。御祭神、由緒、祭祀、特殊神事、宝物などを記載している。町内の神社の歴史を構成になるべく詳しく残そうという編集方針のためか、由来については一社一社かなり詳しく書かれている。写真も境内写真のみだけなく、宝物や扁額、棟札など参考になる。
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榛原郡神社誌

榛原郡神社誌
編集兼発行所:静岡県神社庁榛原支部
発行日:1974年12月25日(非売品)
ページ数:187ページ
発行が古いが、旧榛原郡に鎮座する神社名鑑。御祭神、例祭日、由緒、境外社、神社庁等級などが掲載される。当時としてはすべてに写真が掲載されていること、御祭神名にふりがなが振ってあることは好感が持てる。
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静岡県小笠支部神社誌

静岡県小笠支部神社誌
発行者:静岡県神社庁小笠支部
発行日:1997年9月30日(非売品)
ページ数:272ページ
小笠支部に鎮座する233社の神社名鑑。小笠支部は旧佐野郡と城飼郡ということですが、掛川市、菊川市、小笠町、浜岡町、大東町、大須賀町の領域となります。等級別というのが変わっているが、御祭神、例祭日、由緒などは標準的な神社名鑑の項目となる。写真が1、2枚付き、巻末に略地図しかないので、各神社に鎮座地の東経・北緯が記載されている。
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能登小田中 能登臣御祖神社 神池

能登臣御祖神社

中能登町小田中の能登臣神社神池。現在は水は枯れている。

通りかかったときに見かけて撮影したものだが、神社の社殿はどこに?
ということで調査してみました。

能登臣祖神社は、もと親王社と呼ばれ親王塚(崇神天皇皇子大入杵命墓)上に社殿があったようだ。この塚が明治8年に、能登臣の遠祖と言われる大入杵命(崇神天皇の皇子)の御墓だと治定されてから社殿を塚の傍らに移した。その後明治41年に久志伊奈太妓比咩神社に合祀され、白久志山御祖神社と改称された。

往古、小田中に邑知潟から続く平野を挟んで、雨の宮古墳群を控える能登部あたりの一族に対抗する一族が住んでいたということだろう。

能登久江 久氐比古神社②

久氐比古神社

中能登町の久氐比古神社(くてひこじんじゃ)。「て」の字は「氏」の下に「一」。
御祭神は久延毘古神、天目一箇神、火産霊神。旧県社で延喜式内社です。
久氐比古神社の元の神は、案山子である田や山の神である久延毘古神、鉄の鋳造の神である天目一箇神の二柱といわれる。火産霊神は江戸末期に地域住民の守護神であった愛宕神社の神を合祀したものである。

久氐比古神社

夕方の神社。誰もいない境内を再び訪れたのはあらためて御朱印をいただいたからです。
旧県社ではあるが、現在は兼務社となっているため普段は誰もいない。

御朱印は兼務している天日陰比咩神社でいただけます。
という情報を「石川県版道の駅 2016春号」で知りました。

久氐比古神社

神社は集落奥の山のほうにあるため、坂を登ります。

久氐比古神社

境内の梅が咲き始めていました。

久氐比古神社

拝殿にお詣りしようと思いましたが、サッシが閉まっていました。
午前8時から午後1時まで(第2・第4水曜日休み)参拝できるそうです。

久氐比古神社

本殿はさらに一段高くなっています。

久氐比古神社

境内の社務所には、境内社として貴船神社、諏訪神社、櫛神社が祀られている。

久氐比古神社(くてひこじんじゃ)
石川県鹿島郡中能登町久江ヘ66

能登二宮 天日陰比咩神社②

天日陰比咩神社

中能登町の天日陰比咩神社。主祭神は天日陰比咩大神、屋船久久能智命の二柱。
前回の参拝は秋だったか。カメムシがたくさんいたんですよ。

天日陰比咩神社

往古は境内に天日陰比咩神社と伊須流支比古神社の二社が鎮座していたことから、集落を二宮といい神社名も二宮大明神と呼ばれたようだ。石動山の伊須流伎比古神社は当社の御分霊と伝えられ、能登国二の宮に指定された。

天日陰比咩神社

みくりやは酒造りの祖神といわれる大三輪の神が祀られ、今でもどぶろくを醸造していて12月5日の新嘗祭(どぶろく祭り)と正月三が日に参拝者に振る舞われます。

天日陰比咩神社

二本の御神木の間を通り、拝殿にお詣りします。

天日陰比咩神社

境内社の天神稲荷社は菅原道真公の天神社と宇迦御魂神の稲荷神社が合祀されている。

天日陰比咩神社

手水舎の横の鎮座石の表面には大小2つの穴があいており、天狗の足跡と伝えられています。

天日陰比咩神社

境内にはまだ雪が残っており、日陰とはいえやはり山深いところです。

天日陰比咩神社

椿のきれいな季節です。春はもうすぐ

天日陰比咩神社

御神木は立派な巨木です。

天日陰比咩神社

社務所の前の楓は「いろは楓」と呼ばれ、西と南に大枝を延ばし、別名「龍髭楓(りゅうしゅかえで)」といわれる。

天日陰比咩神社

上に向かって延びる梢が龍の髭に見えるということで、この二本それらしく見えますね。

天日陰比咩神社
石川県鹿島郡中能登町二宮子甲8

鶴岡西田川神社誌

鶴岡西田川神社誌
編集:神社誌編纂委員会
発行所:山形県神社庁鶴岡西田川支部
発行日:1990年11月(非売品)
ページ数:301ページ
鶴岡西田川支部管内の187社を収録する。御祭神、祭礼日、由緒など神社名鑑の標準的項目を備えていて、特に由緒は神社名鑑としては詳しく長いものとなっているが、編年体形式で記載された社もある。写真はページ半分で大きく、最低1枚、多いもので3枚掲載されている神社もある。
続きを読む 鶴岡西田川神社誌

能登輪島 重蔵神社③

重蔵神社

輪島市の重蔵神社。御祭神は天冬衣命、大国主命など
以前重蔵神社単独の御朱印はいただきましたが、「石川県版 道の駅 2016春号」に八社巡りの御朱印が書かれていたので、気になって行ってきました。

重蔵神社

八社とは重蔵神社と、その境内にある子安神社、秋葉神社、金比羅神社、白山神社、稲荷神社、菅原神社(たぬき天神)、要石のこと

重蔵神社

お詣りする社のみ選択できるという話でしたが、八社すべてお詣りすることにしていただきました。

重蔵神社

3ページにわたる御朱印になります。御朱印代は千円です。
広げると重蔵神社を中心に境内社が鳥の羽のように広がっていきます。

重蔵神社

正面は南ですが、今日は街中から続く西から境内に入ります。

重蔵神社

入口に新しく看板が立てられました。由緒の案内板作ったんですね。

重蔵神社

まずは主祭神をお祀りした拝殿にお詣りします。

重蔵神社

御朱印を書いていただく間に七社巡りをします。

子安神社
安産祈願、子育て、良縁(縁結び)祈願

重蔵神社

金比羅神社
大漁祈願、海上安全、交通安全

重蔵神社

境内に咲く椿の花。小さくかわいい花です。

重蔵神社

秋葉神社
火防(鎮火)、水難、厄払(厄除)

重蔵神社

白山神社
五穀豊穣、商売繁盛

重蔵神社

稲荷神社
商売繁盛、五穀豊穣

重蔵神社

菅原神社(たぬき天神)
芸能、スポーツ、学問

重蔵神社

菅原神社になぜたぬきなんでしょうか

重蔵神社

お社の中にもたぬき
これは一度調べてみないと

重蔵神社

要石
地震除けの守護神

これで八社すべてにお詣りしました。

重蔵神社

実は重蔵神社にはもう1つ御朱印があります。
重蔵神社から朝市通りをまっすぐ進んで端まで行くと、角に産屋があります。
ここにあるんですが、朝市の開催時間のみ開いているそうで再度出直しです。

重蔵神社
石川県輪島市河井町4-69

能登馬蝶 春日神社②

春日神社

珠洲市馬蝶の春日神社。昨秋のキリコ祭り以来です。
御祭神は天児屋根命、武甕槌命、経津主命、比咩大神。

春日神社

前を通ったら、のぼり旗が立っていたので春祭りの準備かなと思い、寄りました。

春日神社

今日は天気悪いですが、拝殿が開いています。

春日神社

旗の重りのさるぼぼが愛らしいです。

春日神社

拝殿に上がらせていただきます。

春日神社

前回は気が付きませんでしたが、木製の狛犬が飾られています。

春日神社

文化財の神像2体です。前回は集落の方がいらしたので、ゆっくり鑑賞できませんでしたが、よく見ると彩色が所々残っています。

春日神社

そして、山上の本殿へ。最初は本殿は拝殿裏にあるものだと思っていましたが、前回祭りの途中で山上に明かりが点っているのに気が付いて、あー上にあるんだと知りました。

春日神社

本殿も開いていたので中を見せていただきました。
これまた以外にも本殿は2棟ありました。造りからすると同時代のものとは思えなかったので、おそらく2世代の本殿が納められているだと思います。

春日神社
石川県珠洲市馬緤町9-1甲

台東区の神社と祭り

台東区の神社と祭り
発行:東京都神社庁台東区支部
発行日:1983年6月1日(非売品)
ページ数:190ページ
台東区内に鎮座する38社の神社名鑑。御祭神、由緒、例祭などの説明はかなり詳しい。一般向けに御神徳や道案内図が付いているのが珍しい。酉の市の鷲神社、三社祭の浅草神社、下町八社福巡りの今戸神社、小野照崎神社、下谷神社、第六天榊神社、上野公園にある五條天神社、花園稲荷神社、上野東照宮など有名な神社も多い。
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郷土のお宮 稲沢・尾西・祖父江・平和

郷土のお宮
編集:愛知県神社庁中島支部 郷土のお宮編集委員会
発行:尾張大国霊神社内 愛知県神社庁中島支部
発行日:1992年12月10日(非売品)
ページ数:240ページ
愛知県神社庁中島支部管内に鎮座する217社の神社名鑑。中島郡はもと愛知と岐阜の両県にまたがる郡であったようだが、本書は旧愛知県中島郡の領域になる。平成の改元記念として編纂され、旧社格、御祭神、例祭日、由緒など他の神社誌にある項目のほか、旧地目として明治期の旧中島郡の住所表記がある。写真が一枚ずつ付いているのだが、撮影の基準を決めていないのか、鳥居から写るもの、拝殿から写るもの、本殿を写して拝殿が欠けているもの、透塀で境内がよく見えないものなど少し残念なところがある。中島支部の神社名鑑の出版計画自体は昭和39年度から始まったらしく、悲願の一冊ともなっている。

白山比咩神社史 古代・中世篇(普及版)

白山比咩神社史 古代・中世篇
発行:白山比咩神社
発売:北國新聞社
発行日:2016年2月7日
ページ数:397ページ
定価:3,704円+税
「加賀・越前・美濃三馬場における白山信仰の姿と白山本宮の歩み」

2017年の白山開山1300年に向けて編纂が進む通史三部作の第一冊。オールカラーで写真もきれいで楽しみながら読める。発行日は非売品の箱入り限定版と同じで、カバー装丁となった普及版は今月の発売。白山の神社研究には必携の一冊。
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加賀寺井 奧野八幡神社

奧野八幡神社

能美市寺井の奧野八幡神社。御祭神は応神天皇、神功皇后、比咩大神、少彦名命、武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売大神、高良玉垂命。

寺井には往古石清水八幡宮や南禅寺の荘園があったと言われ、土着した結城氏が寺井の奥城に奧乃社を祀ったのが始まりと言われる。明治に入り、寺井地内の少彦名命社、八幡社、春日社と合祀し、奧野八幡神社と改称されました。

ということで、御祭神の少彦名命が少彦名命社、応神天皇、神功皇后、比咩大神が八幡社、武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売大神が春日社の祭神ということになるでしょうか。奥乃社の御祭神は高良玉垂命ということか、合わせて八幡神も祀られていた可能性はあるが、土着した結城氏が南朝方の忠臣であったことと関係しているのか。

奧野八幡神社

旧寺井町の総社的存在であったので広い境内です。もとは町内に神職がいましたが、現在は兼務社となっています。

奧野八幡神社

境内には摂社や奉納物、祈念碑が所狭しと並んでいます。
この社は祭神が不明

奧野八幡神社

九谷彦三記功碑の横の御神木前に石祠があります。太陽と月を模した窓、中に磐座らしき石、隣県福井ではよく見かける石祠ですが、県内では珍しいものです。

奧野八幡神社

境内社天満宮。御祭神は菅原道真公
本社の御祭神一覧には菅原道真公は上がっていないが、明治41年の合祀は地内五社とあり、残りの一社が境内社の天満宮だったのか、このあたりは再調査が必要です。

奧野八幡神社

天満宮の横にまた石祠。筆塚とありますが、石祠の中はかなり風化していますが仏像のようです。
このあたりは神仏習合の名残なのかもしれません。

奧野八幡神社

境内には宝物館もあり、九谷庄三作冨士越の竜図大皿、初代善平作神苑の鳩図陶板などが納められているようです。

奧野八幡神社

社殿は寺井町一の大社らしく荘厳な建物です。

奧野八幡神社

境内には能美市指定文化財となっている七重塔があります。

朝鮮出兵のとき、前田家家臣が持ち帰ったという説と、加藤清正が持ち帰って利家に贈呈したという説があるが、当時は二基で一対だったとされ、もう一基は兼六園の海石塔だと言われています。また、海石塔と一体で十三重塔だという説もあります。

利常が小松城に移したこの塔を、廃藩置県のときに寺井村の綿屋平蔵氏が買収し、村民挙げて運搬したという記念すべき塔です。

奧野八幡神社
能美市寺井町リ15乙

加賀平加 安産日吉神社

安産日吉神社

美川の安産日吉神社(やすまるひよしじんじゃ)。御祭神は大山咋神、大巳貴命の二柱。
平加は往古「比楽(ひらか)」と呼ばれ、延喜式にも見える重要な湊でした。神社も比楽湊にあったと言われていますが、度重なる洪水に悩まされ現在地に遷座したと言われます。

安産日吉神社

西の日本海に向かって延びる参道前の第一鳥居

安産日吉神社

参道を進んで境内入口の第二鳥居

安産日吉神社

境内は北が一段低くなっていて、丘陵の北辺にあたります。

安産日吉神社

そのため風が強く砂が飛ばされるのか、境内の松は自然に根上がり松となっています。

安産日吉神社

祭神とは別に、当神社は女性の奉納品の多さから女性の神様とも言われ、本吉の藤塚神社とは雄神、雌神の関係とも伝えられ、おかえり祭りは雄神である藤塚神社から雌神である安産日吉神社のもとへ訪れる祭りだという逸話があるそうです。

安産日吉神社

「安産」は「あんざん」とも読めるため、現在は安産の神様として祈願する女性も多いそうです。

安産日吉神社
白山市平加町ル90