中能登町小田中の能登臣神社神池。現在は水は枯れている。
通りかかったときに見かけて撮影したものだが、神社の社殿はどこに?
ということで調査してみました。
能登臣祖神社は、もと親王社と呼ばれ親王塚(崇神天皇皇子大入杵命墓)上に社殿があったようだ。この塚が明治8年に、能登臣の遠祖と言われる大入杵命(崇神天皇の皇子)の御墓だと治定されてから社殿を塚の傍らに移した。その後明治41年に久志伊奈太妓比咩神社に合祀され、白久志山御祖神社と改称された。
往古、小田中に邑知潟から続く平野を挟んで、雨の宮古墳群を控える能登部あたりの一族に対抗する一族が住んでいたということだろう。
中能登町の久氐比古神社(くてひこじんじゃ)。「て」の字は「氏」の下に「一」。
御祭神は久延毘古神、天目一箇神、火産霊神。旧県社で延喜式内社です。
久氐比古神社の元の神は、案山子である田や山の神である久延毘古神、鉄の鋳造の神である天目一箇神の二柱といわれる。火産霊神は江戸末期に地域住民の守護神であった愛宕神社の神を合祀したものである。
夕方の神社。誰もいない境内を再び訪れたのはあらためて御朱印をいただいたからです。
旧県社ではあるが、現在は兼務社となっているため普段は誰もいない。
御朱印は兼務している天日陰比咩神社でいただけます。
という情報を「石川県版道の駅 2016春号」で知りました。
神社は集落奥の山のほうにあるため、坂を登ります。
境内の梅が咲き始めていました。
拝殿にお詣りしようと思いましたが、サッシが閉まっていました。
午前8時から午後1時まで(第2・第4水曜日休み)参拝できるそうです。
本殿はさらに一段高くなっています。
境内の社務所には、境内社として貴船神社、諏訪神社、櫛神社が祀られている。
久氐比古神社(くてひこじんじゃ)
石川県鹿島郡中能登町久江ヘ66
中能登町の天日陰比咩神社。主祭神は天日陰比咩大神、屋船久久能智命の二柱。
前回の参拝は秋だったか。カメムシがたくさんいたんですよ。
往古は境内に天日陰比咩神社と伊須流支比古神社の二社が鎮座していたことから、集落を二宮といい神社名も二宮大明神と呼ばれたようだ。石動山の伊須流伎比古神社は当社の御分霊と伝えられ、能登国二の宮に指定された。
みくりやは酒造りの祖神といわれる大三輪の神が祀られ、今でもどぶろくを醸造していて12月5日の新嘗祭(どぶろく祭り)と正月三が日に参拝者に振る舞われます。
二本の御神木の間を通り、拝殿にお詣りします。
境内社の天神稲荷社は菅原道真公の天神社と宇迦御魂神の稲荷神社が合祀されている。
手水舎の横の鎮座石の表面には大小2つの穴があいており、天狗の足跡と伝えられています。
境内にはまだ雪が残っており、日陰とはいえやはり山深いところです。
椿のきれいな季節です。春はもうすぐ
御神木は立派な巨木です。
社務所の前の楓は「いろは楓」と呼ばれ、西と南に大枝を延ばし、別名「龍髭楓(りゅうしゅかえで)」といわれる。
上に向かって延びる梢が龍の髭に見えるということで、この二本それらしく見えますね。
天日陰比咩神社
石川県鹿島郡中能登町二宮子甲8
39歳を目前にして御朱印デビュー! 日本全国の神社の御朱印や参拝記録