奈良市の東大寺境内に鎮座する辛国神社。大仏殿と鐘楼の間の猫段の途中。御祭神は韓国翁。
かつては天狗社と呼ばれていたが、阿字万字町の人々に辛国社として崇敬され、明治三十年代に天狗社が辛国社と名称が変わったようだ。
奈良時代に良弁僧正が悪さをする天狗を改心させて仏法護持を制約させたことから
現在も大法要の執行前日に「蜂起の儀」が行われる。
中世には強訴や遷宮のときに蜂起の儀が行われたようだ。
日と月の描かれた、この箱は何に使うのか?棒のようなものがたくさん入っている。
占いの書かれた額が掛けられていることに関係しているとすれば、占い用の棒なのか?
小祠ながら疑問が湧き出る社です。
辛国神社
奈良県奈良市雑司町