羽咋市に鎮座する深江八幡神社。御祭神は應神天皇、神功皇后を主祭神とし、磐衝別命、石城別王命、活目帝、弟苅羽田刀弁命、三足比咩命、道反神を配祀し、飛地境内の八坂社の御祭神素戔嗚尊を合祀する。
深江村は羽喰村から文永年間に分村し、羽咋神社神主が摂社八幡社を遷座したのが創始。
境内は南向き。鳥居から社殿までまっすぐ参道が延びる。
拝殿に参る。
拝殿の左の忠魂社に村出身の戦没者を祀る。
境内には椎の老木が多い。
境内に隣接する社務所兼自宅で御朱印をいただく。
集落の北には邑知潟を干拓した田が広がり、そこに近頃は佐渡島から放鳥された朱鷺が現れるらしい。
深江八幡神社
石川県羽咋市深江町ト148
羽咋市に鎮座する羽咋神社。御祭神は道反大神、磐衝別命、磐城別王命、弟苅羽田刀弁命。磐衝別命は垂仁天皇の皇子、磐城別王命は磐衝別命の子。延喜式羽咋郡の論社。
境内は南向き。鳥居には「式内 羽咋神社」の扁額、社号標には「延喜式内 羽咋神社」と刻まれる。
鳥居をくぐると右にケヤキの御神木
拝殿に参る。
拝殿には唐戸山神事相撲の大関の奉納額が多数掛けられている。
拝殿左に神倉
境内の西にはコンクリート製の社務所が建つ。
羽咋神社の周囲には磐衝別命にゆかりの塚が7つあり、「羽咋の七塚」と呼ばれる。境内にも大塚と大谷塚の2つの塚がある。
羽咋神社
石川県羽咋市川原町エ164-2
中能登町に鎮座する天日陰比咩神社。御祭神は屋船久久能智命を主祭神とし、大己貴命と應神天を相殿に祀る。延喜式能登郡の論社。
神社は石動山への参道である西麓に鎮座し、南向きに鎮座する。往古境内には天日陰比咩神社と伊須流支比古神社の2社が祀られていたため、集落名を二宮と称し、石動山開山にあたり、山頂に伊須流支比古神社の御分霊を勧請したと伝える。能登国二宮の伊須流支比古神社の元宮として能登国二宮を称する。
境内入口に町天然記念物の楓。枝振りが龍の髭のようにウネウネと二方に延びる。
参道入口の一の鳥居の先に二の鳥居が見える。
一の鳥居の後ろには左右両方が逆立ち狛犬という珍しい狛犬がある。左方の狛犬の上に楓の枝が伸びてきている。
参道を進むと左にみくりや。毎年どぶろくが作られる。
左には鎮座石。表面に天狗の足跡といわれる窪みが2つある。
拝殿の前の2本の御神木の大杉が何とも神々しい。
拝殿に参る。
拝殿右手に天神稲荷社。天満様と稲荷様が合祀されている。
拝殿の左手に授与所があるが無人だったので、入口付近の社務所のほうで御朱印をいただく。
天日陰比咩神社
石川県鹿島郡中能登町二宮子甲8
七尾市に鎮座する久麻加夫都阿良加志比古神社。御祭神は阿良加志比古神、都奴加阿良斯止神。延喜式羽咋郡の論社。
境内は南向き。鳥居と社号標
鳥居と境内の間には広い空間が空き、9月20日のお熊甲祭では猿田彦が乱舞し、神輿が練り歩く。
建物が東西に並び、拝殿と本殿は弊殿でつながる。
拝殿に参る。
拝殿右に校倉造の宝物殿が建ち、神仏習合の名残をとどめる。
宝物殿の左奥に木立に囲まれて加茂社が鎮座する。
宝物殿の右に薬師社。戸がなく御簾が掛けられているのが趣がある。平安時代とされる熊甲薬師如来座像が安置される。
境内に隣接して建つ社務所兼自宅の建物は東建ちの立派な屋敷である。
久麻加夫都阿良加志比古神社
石川県七尾市中島町宮前ホ部68-1-1
高岡市に鎮座する有礒正八幡宮。御祭神は有礒神、綏靖天皇、応神天皇、仁徳天皇、神功皇后、武内宿禰。
社殿は南向き。
七五三の看板の後ろに「越中古社 有礒正八幡宮」の社号標が建つ。
右大臣と左大臣の随神像の銅像が珍しい。
「御用水」、明治42年に皇太子殿下(大正天皇)が高岡に行幸されたときに、高岡一おいしい水として献上されて以来、御用のお水と呼ばれる。
神輿倉
有礒宮の旧地は高岡城小竹藪付近と言われ、築城の際、横田正八幡宮に合祀されたといい、代わりに石垣が奉納されたという。合殿により社名は有礒正八幡宮と改名する。
拝殿に参る。
本殿は3つの扉があり、中央の正座に有礒宮と横田正八幡宮が祀られる。
拝殿前に御神木のケヤキ。
拝殿右の社務所で御朱印をいただく。
社務所前に神饌田が作られていた。
ちょうど刈り取りしたところなのか、拝殿に稲藁が干してあった。
裏から見た本殿
有礒正八幡宮
富山県高岡市横田町3丁目1−1
高岡市に鎮座する大木白山社。御祭神は久々里媛尊を主祭神とし、伊弉那岐大神、伊弉那美大神、彌豆波廼女神(水上様)。
社殿は北向き。入口に鳥居と社号標が建つ。
社前にはJRの線路が引かれ、往時の参道はなくなっているものと思われる。
参道の右、藤棚の手前に二宮金次郎像がある。廃校でもなった学校から移設されたものだろうか。
拝殿に参る。
扁額は土方久之伯爵の揮毫。誰かと思って調べてみたが第二代宮内大臣の土方久元のことらしい。
本殿は弊殿でつながっている。
手水舎の横に変わった燈籠が建つ。火袋を持ち上げているのは2匹の狛犬か獅子か?
境内の社務所兼自宅で御朱印をいただく。
境内社が一社。
大木白山社
富山県高岡市大工中町597
高岡市に鎮座する髙岡關野神社。御祭神は天照皇大神、國常立尊、伊弉冉尊、稲荷大神、菅原道真命、前田利長命。延喜式射水郡加久彌神社と婦負郡熊野神社の論社。
入口は西向き。左方の坂を上ると境内北側に駐車場がある。
鳥居と社号標
境内の南側、道路に沿って毎年5月1日に行われる例大祭「高岡御車山祭」の山車の車庫が並ぶ。
参道の途中、狛犬?と思ったが、どうも狐のようだ。稲荷社の神使らしい。
拝殿に参る。
拝殿前の狛犬は高岡らしく銅器製。高岡銅器は加賀藩二代前田利長の隠居城である高岡城築城に伴って繁栄の礎が築かれた。
拝殿には「正一位關野社」と「關野神社」の2枚の扁額が掛かる。
拝殿前には「髙岡關野神社」の扁額、加賀藩主家の侯爵前田利為の揮毫。
本殿右に境内社が三社。左が大國社とわかるが、中央と右の境内社は不明。
江戸時代までは加久彌神社(神明社)、関野神社(熊野社)、高岡神社(稲荷社)の3社を合わせて関野三社と呼ばれていて、御垣の中には現在も3つの本殿が並ぶ。
並びがよくわからないが、左の本殿は神明造なので加久彌神社、社格が上だった高岡神社が中央、右が関野神社だろうか。
拝殿左の授与所に人がいたので御朱印をお願いした。
髙岡關野神社
富山県高岡市末広町9−56
射水市に鎮座する櫛田神社。御祭神は櫛稲田姫命、武素盞嗚尊。延喜式射水郡の論社。
境内は西向き。入口に鳥居と幟立て、「延喜式内 県社 櫛田神社」の社号標が建つ。
朱色の鳥居が杉木立の緑に映える。
鳥居にも神紋がついている。
参道を進むと左に神馬厩舎。今は不在
さらに進むと右手の境内隅に盤持石
左手の社務所を過ぎると赤幣殿、神輿庫みたいだ。
参道途中の古能久礼橋を渡ると、右に手水舎、階段を上ると社殿がある。
「古能久礼」とは、射水郡南部の丘陵地大沢山の古称という。
階段を上りきると鳥居の先に社殿
拝殿に参る。
拝殿に掛かるのは「延喜式内 櫛田神社」と書いた国務大臣正方松太郎の謹書
授与所のある拝殿左の古能久礼殿のほうで御朱印をいただく。
拝殿の右前に境内社住吉社
櫛田神社
富山県射水市串田字大沢6838
39歳を目前にして御朱印デビュー! 日本全国の神社の御朱印や参拝記録