下仁田町に鎮座する中之嶽神社。御祭神は日本武尊を主祭神とし、他十六柱を祀る。
妙義公園駐車場からは妙義山の金洞山がよく見える。夕方は背後から日が差すので、朝の方が良いかもしれません。それにしても奇岩の山容に圧倒される。
南麓に赤鳥居が見える。
中之嶽神社の一の鳥居
狛犬は「甲子講」の寄進で、同じく境内に祀られる甲子大國神社の講中のようだ。関東を中心に甲子講が広がっていた。狛犬は目の周りや口、足の爪が塗られていて、まるで化粧しているみたいだ。
社務所の左に日本一のだいこく様が祀られている。小槌を持っている大国様が多い中、剣を持っている大国様は珍しい。平成17年に製作し、高さ20メートル、重さ8.5トンあるという。
甲子大國神社、御祭神は大国主命を主祭神とし、他十柱を祀る。
鳥居は中之嶽神社と甲子大國神社共通のものらしいが、扁額は「中之嶽神社」となっている。社号標は「妙義山大國神社」となっている。
鳥居の直線上には甲子大國神社の拝殿
右に中之嶽神社への参道となる長い上り階段が延びる。
中之嶽神社拝殿の背後には御神体の轟岩が聳える。神社名からすると金洞山の中之岳が神体山で、轟岩が御神体ということでいいのだろうか。
拝殿の後ろの幣殿が轟岩に食い込むように社殿が建ち、本殿はない。
拝殿の左、岩の窪みに石祠が祀られ、石玉垣が見える。
石玉垣の向こうにも石に埋もれるように石祠が祀られている。
石玉垣の中には文字の書かれた石板が祀られているが、何かは不明。
拝殿の左手に妙義山への登山口がある。
中之嶽神社・甲子大國神社
群馬県甘楽郡下仁田町上小坂1248