上野一の宮 一之宮貫前神社

一之宮貫前神社

富岡市に鎮座する一之宮貫前神社。御祭神は経津主神、比売大神。延喜式甘楽郡の比定社で明神大社、上野国一宮。

一之宮貫前神社

境内の南方、徒歩による表参道入口に社号標

一之宮貫前神社

坂を上っていくと、階段の先に大鳥居

一之宮貫前神社

大鳥居をくぐると先に総門が見える。

一之宮貫前神社

総門の前には唐銅製燈籠。幕末の慶応元年製作で市指定重要文化財。

一之宮貫前神社

総門前の狛犬は頭が小さくシャープな姿であるが足が太く、下に重心のある感じだ。

一之宮貫前神社

総門をくぐると長い階段を下りていく。本殿へ行くのに下りていく神社は珍しい。

一之宮貫前神社

総門の左に西門があり、

一之宮貫前神社

仮殿敷地の大きな平地と、左と奥に境内社が並ぶ。

一之宮貫前神社

二十二末社。竈神社、菅原神社、沓脱神社、速玉男神社、粟島神社、春日神社、奇八玉神社、諏訪神社、八幡宮、事解男神社、咲前神社、浅間神社、高靇神社、少彦名神社、長田神社、伊邪那岐神社、八坂神社、白山比咩神社、熊野神社、水分神社、熱田神社、扣神社の22社で、社領内各地に鎮座していた末社を寛永12年に一棟の社殿に祀った。

一之宮貫前神社

末社日枝神社。社殿は寛永12年以前の旧本殿と伝わる。明治42年に近在の田島和合神社、宇田諏訪神社、坂井大臣神社を合祀し、大山咋神の他17柱を祀る。社殿の上部に朱色の塗料が残っている。

一之宮貫前神社

末社伊勢内宮、御祭神は天照大神。

一之宮貫前神社

末社伊勢外宮、御祭神は豊受大神。内宮、外宮は境内の天狗沢峰通り字伊勢屋敷に鎮座していたのを寛永12年に遷座したという。

一之宮貫前神社

下り階段の途中、左に末社月読神社。社殿は寛永12年以前の旧拝殿という。明治41年に近在の秋畑琵琶澤社久司神社、秋畑二ツ石雷電神社、秋畑裏根湯前神社、野上近戸神社を合祀し、月夜見命の他17柱を祀る。

一之宮貫前神社

階段を下りると左右に廻廊がつく楼門

一之宮貫前神社

手水舎後方に井戸がある。囲まれた場所は何に使用するところか?

一之宮貫前神社

楼門に参る。

一之宮貫前神社

拝殿と本殿は彩り豊かな彫物や組物がたくさん付いている。

一之宮貫前神社

塗り直しされて新しい状態なので、しばし見入ってしまった。

一之宮貫前神社

本殿の妻には「雷神小窓」という緑色の雷神を描いた窓があり、南方の稲含山(稲含神社)の方向を向いているという。

一之宮貫前神社

本殿左に摂社抜鉾若御子神社。

一之宮貫前神社

楼門右前の社務所で御朱印をいただく。

一之宮貫前神社

神楽殿

一之宮貫前神社

宝物殿の前に勅額鳥居。清和天皇の御宸筆による額が掲げられ、もとは田島にあったという。

一之宮貫前神社

現在の額は有栖川宮幟仁親王の御染筆の神号額が掲げられている。

一之宮貫前神社

勅額鳥居の前には勅使門。勅使参向の時のみ開かれることから「不明門」と呼ばれていたが、現在は春と冬の御戸開祭と流鏑馬祭の年三回開門される。

一之宮貫前神社

宝物館の裏には三重塔の礎石が残る。

一之宮貫前神社

帰りは境内の東方、車道参道の大鳥居をくぐる。

一之宮貫前神社
群馬県富岡市一ノ宮1535

上野下仁田 中之嶽神社・甲子大國神社

中之嶽神社

下仁田町に鎮座する中之嶽神社。御祭神は日本武尊を主祭神とし、他十六柱を祀る。

中之嶽神社

妙義公園駐車場からは妙義山の金洞山がよく見える。夕方は背後から日が差すので、朝の方が良いかもしれません。それにしても奇岩の山容に圧倒される。

中之嶽神社

南麓に赤鳥居が見える。

中之嶽神社

中之嶽神社の一の鳥居

中之嶽神社

狛犬は「甲子講」の寄進で、同じく境内に祀られる甲子大國神社の講中のようだ。関東を中心に甲子講が広がっていた。狛犬は目の周りや口、足の爪が塗られていて、まるで化粧しているみたいだ。

甲子大國神社

社務所の左に日本一のだいこく様が祀られている。小槌を持っている大国様が多い中、剣を持っている大国様は珍しい。平成17年に製作し、高さ20メートル、重さ8.5トンあるという。

甲子大國神社

甲子大國神社、御祭神は大国主命を主祭神とし、他十柱を祀る。

甲子大國神社

鳥居は中之嶽神社と甲子大國神社共通のものらしいが、扁額は「中之嶽神社」となっている。社号標は「妙義山大國神社」となっている。

甲子大國神社

鳥居の直線上には甲子大國神社の拝殿

中之嶽神社

右に中之嶽神社への参道となる長い上り階段が延びる。

中之嶽神社

中之嶽神社拝殿の背後には御神体の轟岩が聳える。神社名からすると金洞山の中之岳が神体山で、轟岩が御神体ということでいいのだろうか。

中之嶽神社

拝殿の後ろの幣殿が轟岩に食い込むように社殿が建ち、本殿はない。

中之嶽神社

拝殿の左、岩の窪みに石祠が祀られ、石玉垣が見える。

中之嶽神社

石玉垣の向こうにも石に埋もれるように石祠が祀られている。

中之嶽神社

石玉垣の中には文字の書かれた石板が祀られているが、何かは不明。

中之嶽神社

拝殿の左手に妙義山への登山口がある。

中之嶽神社・甲子大國神社
群馬県甘楽郡下仁田町上小坂1248

上野富岡 妙義神社

妙義神社

富岡市に鎮座する妙義神社。御祭神は日本武尊、豊受大神、菅原道真公、権大納言長親卿。

妙義神社

道の駅のみやげ店の間に一の鳥居が立つ。境内まで一直線の参道、後方に神体山の白雲山(妙義山の一山)が見える。

妙義神社

社号標

妙義神社

総門は別当であった白雲山高顕院石塔寺の仁王門であり、「高顕院」の扁額が掛かる。

妙義神社

総門をくぐると階段の先に鳥居が見える。

妙義神社

青銅製燈籠は元治元年の製作。一之宮貫前神社にも同じような燈籠が立っていた。

妙義神社

青銅製燈籠と同じ段の左方に稲荷社と

妙義神社

和歌三社

妙義神社

銅鳥居には「白雲山」の扁額が掛かる。

妙義神社

銅鳥居の根元には獅子の彫刻が付いている。

妙義神社

銅鳥居をくぐると波己曽社

妙義神社

波己曽社は旧御本社で、昭和44年に上部神域より現在地に遷座した。

妙義神社

左の境内社は池に浮かぶので厳島神社か市杵島神社か?

妙義神社

石造の太鼓橋の前に165段の石段が延びる。

妙義神社

石段は途中かなり歪んでいる。

妙義神社

随神門の前面左右に随神。虎の皮に坐っている。

妙義神社

後面左右には赤鬼と青鬼。虎のパンツを履いている。

妙義神社

唐門

妙義神社

唐門の彫刻。龍の頭で体には羽根が生えていて見たことがない。その動物が川上りしている。

妙義神社

拝殿と本殿

妙義神社

拝殿の彫刻は浮き彫りとなっていてとても手が込んでいる。

妙義神社

拝殿の格天井には一枚一枚絵が描かれている。

妙義神社

本殿の裏に天狗社。天狗の面が祀られている。

妙義神社

本殿の右に石がいくつか置かれている。

妙義神社

帰りに総門を入ってところの授与所で御朱印をいただいた。

妙義神社
群馬県富岡市妙義町妙義3

越中一の宮 高瀬神社

高瀬神社

南砺市に鎮座する高瀬神社。御祭神は大己貴命を主祭神とし、天活玉命、五十猛命を配祀する。末社の神明宮 天照皇大神、風宮 級長戸辺命、天満宮 菅原道真公を相殿に祀る。延喜式砺波郡の比定社で、越中国一宮。

高瀬神社

社殿は南向き

高瀬神社

一の鳥居の先、拝殿前に二の鳥居が建つ。他に境内の北方に大鳥居が建つ。

高瀬神社

手水の水中には南の高瀬遺跡で発掘された1200年前の建物の柱が浸かっている。

高瀬神社

手水舎の左奥に宝物殿

高瀬神社

拝殿に参る。

高瀬神社

拝殿後方に御垣に囲まれて本殿が建つ。

高瀬神社

拝殿左方に土俵

高瀬神社

二の鳥居の左方に末社高瀬稲荷社が鎮座する。

高瀬神社

拝殿の左に功霊殿(招魂社)、砺波地方出身社の御英霊を祀る。功霊殿社殿は旧高瀬神社本殿という。

高瀬神社

境内西側の授与所にて御朱印をいただく。

高瀬神社

今日は拝殿で、出雲地方に伝わる国指定重要無形民俗文化財「大土地神楽(おおどちかぐら)」二演目の奉納が行われました。一年に一度伝統芸能の奉納がありますが、今年の神楽は特に見たいものでありました。

「野見宿禰」は相撲の起源となる話です。

高瀬神社

「荒神」は神話国譲りの話です。

間近で見る神楽は迫力があり印象深いものでした。

高瀬神社
富山県南砺市高瀬291

加賀河北 清水八幡神社

清水八幡神社

津幡町に鎮座する清水八幡神社。御祭神は応神天皇、大己貴命、吾田鹿葦津姫命、市姫神、建御名方神。市姫神と建御名方神は明治41年に合祀した市姫社と諏訪社の祭神。

清水八幡神社

商店街沿いに建つ社号標

清水八幡神社

北へ住宅の間の路地を進むと境内が見えてくる。

清水八幡神社

深い社叢に覆われた参道

清水八幡神社

拝殿前に二の鳥居

清水八幡神社

逆さ狛犬が愛らしい

清水八幡神社

拝殿に参る。拝殿には「清水八幡神社」の扁額とともに「笠野神社」「市姫神社」が掛かる。
当社は延喜式加賀郡笠野神社の論社として、吉倉に創建した後、寿永2年に大白山に遷座、慶長年中に当地に遷座したとする。

清水八幡神社

本殿の覆屋

清水八幡神社

本殿の下に神使狐の像。御朱印をいただくときに稲荷社も合祀しているのか尋ねたが、今となってはなぜ置かれているのか理由も分からなくなっているらしい。

清水八幡神社

近くには応仁の乱で荒れた京から能登畠山家に身を寄せ亡くなった、冷泉為広卿の塚がある。

清水八幡神社
石川県河北郡津幡町清水リ115

加賀金沢 平岡野神社

平岡野神社

金沢市に鎮座する平岡野神社。御祭神は大山咋神、伊弉冊尊、大国主尊。

平岡野神社

金沢駅西口から出て近い場所に建つ東鳥居。

平岡野神社

表参道は南向き。社号標と奥に鳥居が建つ。往古は山王社と呼ばれ、石川郡豊田郷の総社として崇敬を集めたという。

平岡野神社

鳥居の前に拝殿

平岡野神社

拝殿に参る。

平岡野神社

扁額の「野」が変わった文字を使用している。

平岡野神社

拝殿左に社務所。まだ新しいが当社は兼務社であり、普段は無人。

平岡野神社

境内に古蹟碑と石祠が2つ。石像はかなり風化していてわかりにくいが地蔵のようだ。1つの祠には嘉永二年の銘があった。

平岡野神社
石川県金沢市広岡町1-11-1

加賀金沢 安江住吉神社

安江住吉神社

金沢市に鎮座する安江住吉神社。御祭神は表筒男命、中筒男命、底筒男命、武甕槌命。

安江住吉神社

社殿は住宅地にあり東向き。

安江住吉神社

参道沿いに箱燈籠が並べて吊られている。

安江住吉神社

拝殿前にも提灯を吊す屋根。拝殿も幕を張る作業をしている。ちょっとお邪魔して横から参る。

安江住吉神社

境内では子供みこしや車が準備されている。

安江住吉神社

西側の裏参道。ああ2日後から秋季祭のようです。
一緒に準備していた宮司に御朱印尋ねると授与していないという返事でした。

安江住吉神社
石川県金沢市北安江2丁目15−37

加賀金沢 淺野神社

淺野神社

金沢市に鎮座する淺野神社。御祭神は大山咋神を主祭神とし、天照大御神、春日四柱神、天満天神。

淺野神社

社殿は南向き。用水沿いに参道があり、参道入口付近に数台の駐車場がある。

淺野神社

鳥居と社号標

淺野神社

北川洗耳句碑
「水音に 火伏せ太鼓も ぬるみてん」

淺野神社

室生犀星句碑。第13代宮司が室生犀星に師事し、句碑を建立した。
「竹むらや やゝにしぐるる 軒ひさし」

淺野神社

拝殿に参る。

淺野神社

拝殿前には逆立ち狛犬。金沢ではよく見る。

淺野神社

拝殿右に疫塚。病気と災いを除くため疫豆を患部にさすり疫塚に投げ入れるという。

淺野神社

拝殿右に摂社若宮白山社、御祭神は菊理媛神。

淺野神社

厄除稲荷

淺野神社

参道左に摂社淺野稲荷社、御祭神は倉稲魂神。

淺野神社

紙製の一眼成就の白きつねがかわいい。

淺野神社
石川県金沢市浅野本町1丁目6−1