小松市に鎮座する小松天満宮。御祭神は菅原道真公、前田利常公。寛永十六年に小松城に隠居していた三代藩主前田利常公が祖神の菅原道真公を祀る社として創建した。小松城の鬼門鎮護のためでもあった。
神社は梯川の北岸にあるが、かつては浮島(輪中)に鎮座していた。
現在梯川の改修工事でかつての姿が甦ることになる。
一の鳥居は東向きに立つ。
鳥居をくぐると筆塚。学問の神らしい。
そこから参道は南へ折れ、神門を通って西へ折れる。
四脚門の朱色の神門
正面には「天満宮」の扁額
後ろには漢詩の額が掛かっている。
全国的にも珍しい十五重の石塔が立つ。石材は金沢の坪野石という黒灰色で硬く、藩政期は藩石として独占された石を使用する。
拝殿に参る。初詣の小松七社めぐりの一社。
帰りに社務所で御朱印をいただく。
小松天満宮
石川県小松市天神町1