小松市に鎮座する多太神社。御祭神は衝桙等乎而留比古命、仁徳天皇を主祭神とし、合祀した八幡社の應神天皇、神功皇后、比咩神を配祀、合祀した西宮社の蛭兒命、軻遇突智神を配祀、その他配祀神も多い。延喜式能美郡の比定社。
駐車場は神社北口から本殿の南側にある。表参道は西にあり、社殿も西向き。
参道には像も多く、斎藤実盛の兜
斎藤実盛は源平合戦の加賀の篠原の合戦で戦死、老武者と侮られないように白髪に墨を塗ったという逸話の像となっている。慰霊のため兜はここ多太神社に奉納され宝物となっている。
松尾芭蕉像もある。松尾芭蕉は小松を通ったとき、多太神社に参拝し実盛の兜を拝観したという。
「むざんやな 甲の下の きりぎりす」
小松の句会で芭蕉が詠んだ句碑がある。
拝殿に参る。当社は初詣の小松七社めぐりの一社でもある。
拝殿左に末社が並ぶ。参道に向いて南向きに一社。
参道に向いて南向きに松尾神社
神社北口に向いて東向きに福久宮稲荷神社
拝殿右に授与所とその後ろに宝物館がある。無人だったが、境内にいらした氏子らしい方に伺ったところ、御朱印は書き置きがあるということで日付を入れていただいた。普段は無人で宝物館も前もって予約が必要。
駐車場になっている本殿南には能舞台がある。
多太神社
石川県小松市上本折町72