新宮市に鎮座する神倉神社。御祭神は高倉下命、天照大神。
神倉山(権現山)の頂に朱色の社殿が見える。
神倉神社は熊野速玉大社の摂社で、日本書紀にある神武天皇が登った天岩楯と伝えられ、熊野三所大神が天降った聖地とされる。
境内に入ると猿田彦神社、神倉三宝荒神社の合祭殿
麓の登り口に鳥居が立つ。
急な階段は500段以上続き、無理のないように鳥居の前に拝所が設けられている。
男坂と女坂の別れ口に火神社と中ノ地蔵堂
上り詰めると朱色の玉垣に囲まれ鳥居が立っている。
玉垣の右上に境内社が一社。
玉垣の中には大きな岩盤がむき出しになっている。
その中を進むと磐座の横に拝殿が立っている。磐座のゴトビキ岩の迫力が息をのむばかりだ。
眼下には新宮市の町並みが広がる。
下から見ると大きな磐座は2つ並んでいるように見える。
2つの岩の間には拝所が設けられ、古くは岩陰で祭祀を行ったのであろう。
麓の社務所は無人だったので、熊野速玉大社のほうで御朱印をいただく。
神倉神社
和歌山県新宮市神倉1丁目13-8