垂井町に鎮座する伊富岐神社。御祭神は伊福氏の祖神である多多美彦命。延喜式不破郡の比定社で美濃国二宮。
北へ参道が延びる。社号標が立っているが、石造の一の鳥居はもっと南にあったようだ。この辺りに木製の二の鳥居があったようだが、橋しか残っていない。
左に神様の神橋、右に参拝者用の橋が架かる。
拝殿の両側に御神木が一際高く立つ。
拝殿に参る。
本殿は朱色の銅板葺で、塀で見えなかったが両側に境内社があるらしい。
拝殿右手の社務所は無人。
境内の隅に屋根のような傷んだ部材が置かれている。二の鳥居のようで倒壊したようだ。
境内入口の右に小さな境内社が一社ある。
伊富岐神社
岐阜県不破郡垂井町伊吹1484番地の1
垂井町に鎮座する南宮大社。御祭神は金山彦命を主祭神とし、見野命と彦火火出見命を配祀する。延喜式不破郡仲山金山彦神社の比定社で明神大社、美濃国一宮。
金山彦神は鉱物の神であり、鉱山業・金属業の総氏神、全国の金山彦神社の総本社。
楼門の前が駐車場になっている。南宮山の北麓に東南方向に鎮座する。
楼門の両側から玉垣がめぐる。楼門の前に石製の神橋が架かる。
楼門は極彩色に彩られ、蛙股には中国の故事か、神社の由緒と思われる彫物がされている。
楼門の前には右大臣、左大臣の木造が
後ろには狛犬が配置されている。
楼門を入ると中央に高舞殿、左右に回廊のついた拝殿。拝殿に参る。
高舞殿の蛙股には十二支の彫刻がされている。
神輿舎の壁には奉納額がたくさん掛けられているが、鉱物の神らしく鍬や鋤、鉈などの金物ばかりだ。
南門から出て玉垣の西には末社が鎮座する。金敷金床社
その後ろに石舟社
伊勢両宮の鎮座地には「往古本殿奉斎地」碑が立つ。
東照宮
荒魂社
朱色の連続した鳥居を進めば
南宮稲荷神社
不明の境内社
引常明神磐座と潮千海社
廻廊に入ると本殿の左に境内社が二社。右が高山社、左が南大神社。
本殿の右に境内社が二社。右が隼人社、左が樹下社。両社の前に矢竹が見える。
北門を出れば落合社
社号標の右に美濃国総社と伝わる数立神社
神社から北へ、名神高速の高架の手前に大鳥居が立つ。右手に南宮山が見える。
さらに北へ、旧中山道から南宮参道の入口に石鳥居が立つ。
南宮大社
岐阜県不破郡垂井町宮代1734−1
一宮市に鎮座する大神神社。御祭神は大物主神。延喜式中島郡の比定社で明神大社、尾張国一宮。
社殿は南向き。
鳥居を入ってすぐのところに御神木が立つ。
前回参拝時には見逃した番塀。尾張地域に特徴的なもの
拝殿に参る。
拝殿には入れないが、前回見ていなかった中を覗いて、掛けられた額から不明であった本殿左右の境内社が判明した。本殿左に左から神明社、白山社、本殿右に左から三島社、六所社である。由緒書きの順番から拝殿右の一社は招魂社、素戔嗚社が境外末社であろうか。
大神神社は一の宮ではあるが本務社ではなく、兼務社である。本務は大神社であり、電話予約してから訪問して御朱印をいただくことになる。当日授与はしていないので、私も2度目の参拝になる。
大神神社
愛知県一宮市花池2-15-28
一宮市に鎮座する大神社。御祭神は神八井耳命。延喜式中島郡の太神神社の比定社で明神大社。
境内は南向き。鳥居の前に車を停める。
社殿は番塀、拝殿、幣殿、本殿と並ぶ。番塀前に祓所がある。
拝殿に参る。
拝殿、幣殿の先に本殿が見える。
本殿は幣殿と塀に囲まれている。中が見えないが境内社の大明神社と神明社も中にあるようだ。
参道の途中に社務所兼自宅があり、御朱印をいただく。宮司は兼務社も多く、留守なことも多いので予め予約が必要。予約してあったので尾張国一宮の大神神社の御朱印もいただく。御朱印をいただいたときにお話を聞く。一の宮巡礼で御朱印の予約もとても多いそうだが、中には急に来る人もいるといい、特にひどい人は朝6時とか夜10時とかいう人が一部いるらしい。御朱印いただくのにも常識が必要で、宮司だけでなく周囲の一般宅にも迷惑かけるのはいかがかと思います。
大神社
愛知県一宮市大和町於保郷神2311
あま市に鎮座する漆部神社。御祭神は三見宿禰を主祭神とし、木花開耶姫命を配祀、八大明神を合祀する。延喜式海部郡の比定社。隣接して甚目寺が建ち、漆部神社が甚目連公の氏神、甚目寺が氏寺とされる。
社殿は南向き。
鳥居をくぐって参道を進むと朱色の神橋。
拝殿の前にはコンクリート製の番塀が立っている。
拝殿に参る。
拝殿の右に境内社が一社。
社務所で御朱印をいただく。
甚目寺の境内が拡張されて現在地に遷座する前は、東隣の日吉神社に鎮座していたという。
甚目寺のお堂の屋根の下で神鶏が雨宿りしていました。
漆部神社
愛知県あま市甚目寺東門前11
津島市に鎮座する津島神社。御祭神は建速須佐之男命を主祭神とし、大穴牟遅命を相殿に祀る。全国の津島神社・天王社の総本社。
津島天王祭の行われる天王川公園に車を停める。
天王川公園の東に鎮座する御嶽神社。
津島神社とは関係ないようだが拝殿に参る。
天王川公園の北にある津島神社御旅所。
津島天王祭で神輿が奉斎される場所になる。天王川はかつては川として海につながっていたが、現在は埋め立てによって池になっている。
南鳥居の向かいにある秋葉神社。やはり津島神社とは関係ないようだ。
南鳥居
摂社居森社、御祭神は須佐之男命幸御魂。延喜式海部郡の国玉神社の旧鎮座地で論社のひとつとなっている。
末社菅原社。受験シーズンには学生で賑わうという。
末社照魂社、津島出身者の御英霊1170柱を祀る。
南門の先に番塀が見える。尾張造という社殿形式の特徴で尾張国によく見られる。
南門を入ると、左右に境内末社が並ぶ。
正面に拝殿。後ろの回廊が左右に延び、均整のとれた社殿。社殿は南向き。
拝殿に参る。
津島神社の表参道は東の鳥居。南鳥居に比べてもこちらがやはり大きい。
神橋と楼門が建つ。
本殿の右、授与所の裏にも境内社が並ぶ。手前が摂社荒御魂社、須佐之男命荒御魂を祀る。
境内の南西隅に鎮座する摂社弥五郎殿社、御祭神は武内宿禰命。延喜式海部郡国玉神社の論社で、居森社の場所から遷座した、論社としての御祭神は大国霊神、大己貴命で武内宿禰命を相殿に祀る。
津島神社
愛知県津島市神明町1
39歳を目前にして御朱印デビュー! 日本全国の神社の御朱印や参拝記録