下諏訪町に鎮座する諏訪大社の下社秋宮。御祭神は建御名方神と八坂刀売神。
春宮より駐車場が広い。参道は西向きだが、境内は南西に向いている。
鳥居を入ると大きな御神木、根入りの杉と呼ばれ、樹齢600年を越え丑三つ時には寝入りいびきが聞こえるという。
杉を過ぎると神楽殿が見えてくる。
神楽殿の左、神宮遙拝所がある。諏訪大社の四社では初めて見た。
拝殿左に境内社四社。末社鹿島社、御祭神は武甕槌命。
中央が末社賀茂上下社、御祭神は上賀茂大神と下鴨大神。右が末社八坂社、御祭神は素戔嗚尊、八柱御子神、奇稲田姫命。左は末社子安社、御祭神は高志奴奈河姫命。
右片拝殿の隅に二之御柱。
奥に三之御柱。
幣拝殿に参る。前にそびえるのは三葉の松で、昭和天皇・皇后が参拝した展覧の白松とも言われる。
左片拝殿の隅に一之御柱。
奥に四之御柱。
拝殿の右に境内社三社。中央が摂社若宮社、御祭神は建御名方彦神別命、他12神。右が末社稲荷社、御祭神は倉稲魂神、佐田彦命、大宮売命。左が末社皇大神宮社、御祭神は天照大神、豊受大神。
社務所の前に龍の口から出る御神湯。
入口の鳥居の左に千尋池と末社千尋社。
社前の八幡山に末社八幡社と
末社恵比寿社、御祭神は諏訪大神の父神大国主神と兄神事代主神を祀る。
斎館前の駐車場に入る長生橋
入口の案内板には「霞ヶ城跡(手塚城)」が説明されている。当地は下社の神官金刺氏の居城跡で、金刺光盛は木曽義仲に従って倶利伽羅峠の戦い、篠原の戦いと奮戦したという。
この辺りから東に諏訪湖が見える。
駐車場には金刺光盛の兄、大祝金刺盛澄の像がある。弓馬の達人だったということで流鏑馬の像となっている。
当社で諏訪大社四社の御朱印をいただいたことになるが、四社すべて御朱印を集めた参拝者は家紋入りの干菓子をいただける。
諏訪大社下社秋宮
長野県諏訪郡下諏訪町5828