福井市に鎮座する杉杜白髭神社。御祭神は猿田彦大神、伊弉冉尊、倉稲魂命を配祀する。延喜式足羽郡の杉杜郡神社の比定社。
足羽川木渕に鎮座していたが水害で現在地に遷座。古跡は足羽川右岸の三丁余り先のモクサン渕であるという。
鳥居をくぐって正面の建物は地区の公民館。
手水には亀が彫刻されている。明治になって旧藩主松平春嶽公より氏子に贈られたものという。
鳥居の横に庚申灯籠、宝暦十一年奉納で柱に申が抱きついている。
鳥居から右に曲がって社殿。社殿は東向き。拝殿に参る。
拝殿右に境内社の宮比神社。御祭神は天鈿売命、迦具土神を配祀する。
神社には寛文七年に建造された鳥居があったが、昭和20年の福井大空襲で罹災し、境内には柱の一部と亀腹が残る。
亀の奉納物の台座に首の欠けた亀腹が残る。
今日は二度目の参拝であったが、今日も自宅は留守であったので、御朱印は確認できなかった。
杉杜白髭神社
福井県福井市勝見2丁目1