金沢市に鎮座する田井菅原神社。御祭神は菅原道真公。
田井郷の十村役であった田邊家の邸内社として祀られたのが最初で、明治以降は田井郷の鎮守として近在の人々に崇拝されてきた。住宅地の中にあるため、社前の道路は狭く、参道も鳥居をくぐり東に進み、左にカーブするように拝殿に至る。
手水舎の後ろにご神木があり、
その根元に芭蕉の句碑がある。
風流の はじめや奥の 田植頃
大国主命を祀る境内社が一社。
拝殿は東向き。その後ろに本殿がある。
拝殿にはたくさんの奉納額が掛けられている。
御朱印を横の社務所でいただく。数年前に宮司が亡くなり、その奥さんに書いていただいたが、現宮司の息子さんは牛坂八幡宮のほうに住んでいるらしい。今後は御朱印をいただくのが難しくなりそうだ。
秋祭りが近かったのか、拝殿には獅子舞の獅子頭が祀られていた。耳が小さく、形状は波自加彌神社に見られる古い形式に似ている。
田井菅原神社
石川県金沢市天神町1丁目3-16
金沢市に鎮座する椿原天満宮。御祭神は菅原道真公。
金浦郷の総鎮守産土神であった神社は、小立野台地の麓から台地斜面を利用して建てられている。
社殿は北西向き。長い階段を上って拝殿に至る。
右の狛犬は逆立ちとまではいかないが後ろ足が浮いている。
口に何か付いていると思ったら、蝉の抜け殻が・・何もこんなところで孵化しなくてもと思うが、ツキがありそうだ。
拝殿に参る。
拝殿の後ろ石垣の上に本殿は鎮座する。当地は神社が遷座する前は一向一揆の砦、椿原山城があった。金沢城にあった尾山御坊の北東の守りの要である。
拝殿右に境内社の稲荷社。
稲荷社が下ってくると「がっぱの神様」と呼ばれる石塔が立っている。がっぱとは、方言で頭にできた湿疹のことで、がっぱの子の親がここにお参りして全治するとおはぎ餅を供えてお礼参りをしたという。
階段途中の左手に社務所兼自宅があり、そこで御朱印をいただいた。今日は宮司が留守であったので書き置きに日付を入れていただく。
椿原天満宮
石川県金沢市天神町1丁目1−13
39歳を目前にして御朱印デビュー! 日本全国の神社の御朱印や参拝記録