鳥取市に鎮座する樗谿神社(おうちだにじんじゃ)。御祭神は徳川家康公。日光東照宮の御分霊を祀ることから因幡の東照宮とも言われる。
鳥居をくぐる。
境内は樗谿公園の一部となっている。
社務所と案内される場所には鳥取県神社庁。樗谿神社の社務所を兼ねているようだが、すでに17時近かったためか休みだったのか閉まっていた。
社務所近くの御中門をくぐる。拝殿までの道のりは公園として整備されたためか石畳が葺かれている。
大きな神門が見えてきた。昔は両側に仁王像が立っていたのかもしれないが今は空っぽ。
門をくぐると両側に灯籠が立ち並び、階段の上に拝殿が見える。神威を感じる風景である。
階段を上り、拝殿に参る。
拝殿背後に唐門付きの本殿。拝殿、弊殿、唐門、本殿と並び、すべて檜皮葺の屋根で重要文化財になっている。
階段とは別ルートの参拝道に井戸がある。「探幽の井戸」と名付けられている。神社には狩野探幽の画、青蓮院門主尊純親王の歌の三十六歌仙の額と鷹の絵があり、それを伝えれるための命名とも伝えられる。
樗谿神社
鳥取県鳥取市 上町87
鳥取市に鎮座する宇倍神社。御祭神は武内宿禰命。五円紙幣にも描かれた古社は、延喜式内社で明神大社であった。
鳥取藩主池田家墓所もある稲葉山の南麓に鎮座する宇倍神社への参道は北へと続く。
鳥居をくぐると道路を横切って深い森の中に入る。
階段の手前左に池がある。亀金池と名付けられ、池に浮かぶ石には亀の銅像が乗っている。
池の横の階段を上ると、左に折れ長い階段が続く。
拝殿が見えてきた。
社殿は東向き。左に木造の社務所、右にコンクリート製の参集殿がある。御朱印は参集殿でいただく。
拝殿右に飛翔の鳥
拝殿左に福徳亀
拝殿・本殿は弊殿でつながり、ともに檜皮葺の屋根。拝殿に参る。
当地は御祭神の武内宿禰命の終焉の地であると伝えられる。
亀金岡に双履を遺して三百六十余歳で亡くなったとされ、双履石という霊石が祀られている。
拝殿左奥に國府神社、御祭神は建御雷神、日本武尊、速佐須良比咩神、武内宿禰命、伊弉諾尊、菊理姫命、土御祖神、奧津彦命、奧津姫命、宇迦之御魂命の10柱で、近在の神社の合祀社となっている。
宇倍神社
鳥取県鳥取市国府町宮下651
鳥取市に鎮座する白兎神社。因幡の白兎の神話の舞台となった地である。御祭神は白兎神を主祭神とし、保食神を合祀する。
鳥居は日本海に向かって北向きに立つ。
階段を上がると大国主神と八上姫、そして白兎の砂像。近郊の鳥取砂丘の砂像は観光資源になっている。
手水舎の前に御身洗池がある。不増不減の池とも言われ、干ばつや豪雨にも水の増減がないという。神話ではこの池で白兎が身体を洗ったという。
池の前に拝殿。社殿は西向き。拝殿に参る。
拝殿後ろに本殿。
本殿の礎石は皇室と同じ菊の紋章が彫刻してある菊座石となっていて珍しい。
拝殿左の社務所で御朱印をいただく。兎のおみくじなど、兎の授与物がたくさんある。
社前は道の駅神話の里白うさぎ
駐車場には因幡の白兎をモチーフにした石像が立つ。
道の駅前には山陰海岸ジオパークに登録された白兎海岸の砂浜が広がる。
海岸に突き出た岬が気多之前、沖に浮かぶのが淤岐ノ島、その間に波蝕棚が飛び石状に連なり、物語の世界を彷彿とさせる。
白兎神社
鳥取県鳥取市白兎603
朝来市に鎮座する粟鹿神社。但馬国一の宮で延喜式の比定社であり明神大社。御祭神は彦火々出見尊とも日子坐王とも言われる。
深い森に囲まれている。鳥居をくぐってもまだしばらく木々の間の参道を歩いて行く。
開けると2つの門が見えてくる。
手前は勅使門で、朝廷の勅使のみが通れる門。記録では過去に4回開いたことがあるという。
奧の門が随神門で、こちらから入って拝殿に向かう。
随神門には正面に随神が門番をし、裏の狛犬が中に入った者を監視しているようだ。
拝殿に参る。
拝殿からは渡り廊下でつながった本殿。
境内社も多い。随神門をくぐって左に天満宮、御祭神は菅原道真公。
拝殿の左の池の中に厳島神社、御祭神は市杵島姫命。
その右の丘を上ると稲荷神社、御祭神は保食神。
稲荷神社の下には四角の池(井戸?)の中に茗荷神社、御祭神は草野姫命。
拝殿左には床浦神社、御祭神は大己貴命。
拝殿に右に猿田彦神社、御祭神は猿田彦神。
猿田彦神社の中には白馬像が祀られている。
粟鹿神社
兵庫県朝来市山東町粟鹿2152
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