京都市に鎮座する晴明神社。御祭神は安倍晴明御霊神。
御朱印はすべてスタンプで、晴明社は安政元年土御門晴雄卿の揮毫を版にしたもので、五芒星が押される。日付までスタンプなのは誰でも対応できるようにしているのだろうがどこか味気ない。
一の鳥居には五芒星の扁額、二の鳥居には「晴明神社」の扁額が架かる。社殿は東向き。
境内には平成7年まで使用された一条戻橋が移されている。
境内から100メートルほど離れた現在の一条戻橋。
境内の案内にも橋の案内にも安倍晴明と一条戻橋の関係が触れられていないので調べてみた。
1.安倍晴明は一条戻橋で殺害された父の保名を、呪法を駆使して蘇生させたという。
2.安倍晴明の式神である十二体の人形があまりに醜く恐ろしい顔をして、晴明の妻がおびえるので、用のない時は一条戻橋に置いた石櫃に閉じ込めておいた。高倉天皇の中宮建礼門院の出産の折、二位殿がこの橋で「橋占い」を行い、12人の童子が現れて唄いながら橋を渡り、生まれてくる子の将来を予言した。この12人の童子が晴明の式神たちだったという。
晴明井は当地に安倍晴明の邸宅があったころから常に湧き出しているという。
本殿前には安倍晴明公像、本殿に参る。
本殿前に立つクスノキの御神木、多くの人がその霊威にあやかろうと触れていた。
本殿右に末社斎稲荷社
五芒星は通称で神紋は晴明桔梗といい、境内にもたくさんの桔梗が植えられている。
晴明神社
京都市上京区晴明町806