加賀一の宮 白山比咩神社

白山比咩神社

白山比咩神社は、霊峰白山を神体山とする白山比咩大神を奉斎したのが始まり。「下白山」と称せられた白山本宮は、霊峰白山の「まつりのにわ」として、金劔宮、三宮、岩本宮と並ぶ白山四宮のひとつである。現在は「白山さん」として親しまれる加賀一宮、白山登山道のひとつ、加賀馬場の神宮寺である。創建は崇神天皇7(紀元前91)年、火災などで境内地が変わり、現在は三宮のあった地に鎮座する。

御祭神は、伊弉諾神、白山比咩大神、伊弉冉神である。白山比咩大神は、菊理媛神とも呼ばれ、縁結びの神として古くより親しまれている。

白山比咩神社

車で行く場合は北参道が便利だ。この赤い大鳥居を目印にする。

白山比咩神社

車を駐車場に停め、北参道に建つ鳥居。

白山比咩神社

北参道の鳥居の横には明治時代の社号標が立っている。

白山比咩神社

境内に入る前に表参道を下って、表参道を上る。表参道入口の大鳥居。

白山比咩神社

大鳥居の横に立つ社号標は、東郷平八郎の謹書による。

白山比咩神社

杉や欅、楓など大木が参道脇に立ち並び、厳かな雰囲気の中、参道を上る。

白山比咩神社

途中、琵琶滝という水の流れが見える。このところの好天で水は少なめ。

白山比咩神社

参道の中間に手水舎があり、そこに鳥居が立つ。手前にはご神木の老杉が立っている。

白山比咩神社

表参道最後の鳥居をくぐると神門が見える。

白山比咩神社

神門前には攝末社の荒御前神社が建つ。南参道には住吉社が建っている。

白山比咩神社

神門には神馬舎が付属している。

白山比咩神社

神門をくぐると目前に拝殿が見える。

白山比咩神社

拝殿左前にご神木の三本杉が立つ。昭和天皇がお手まきされた杉の種を植樹したものです。

白山比咩神社

境内には白山奥社遙拝所がある。

白山比咩神社

お参りの後、社務所で御朱印をいただきました。巫女さんが書いてくれるのですが、もう少し勢いある字を書いて欲しいと思うのは自分だけか。

由緒の書かれたパンフレットを頂き、略史を購入してきました。

白山比咩神社

北参道、神社庭園である白光苑の前に名水、白山霊水が水を湛えている。

白山比咩神社

神社庭園は無料で入れる。苔むした庭園地が広がっている。

白山比咩神社

池の向こう岸に旧宝物館がまだ残っている。今日はここまで。

白山比咩神社

移動して、舟岡山城跡を上っていくと「白山比咩神社創祀之地」という場所がある。ここが崇神天皇7年に初めて白山本宮が建てられた場所と伝わる。

白山比咩神社ホームページ

〒920-2114
石川県白山市三宮町
TEL.076-272-0680

加賀鶴来 金劔宮

金劔宮

金劔宮(きんけんぐう)は、崇神天皇3(紀元前95)年の創建。「劔の宮」、「金劔神社」、「金劔神宮」、「金劔明神」、「劔明神」と時期により呼び方は異なるが、「鶴来」は元は「劔」(または「剣」)と記されたため、地名が神社名となっている。平成17(2005)年鎮座2100年祭が執行される。

「白山記」、「源平盛衰記」などによると、白山七社のひとつで、白山本宮、三宮、岩本宮とともに本宮四社とされ、白山第一王子と称されたことから御朱印にもその印が押される。

御祭神は、天津彦彦穂瓊瓊杵尊、大国主命、事代主尊、猿田彦命、日本武尊、大山咋命、菅原道真公である。

金劔宮

鳥居横境内を囲むように巨木が林立するが、本殿背後の社叢(入らずの森)は「ウラジロガシ」の残る県内唯一の自然林である。

金劔宮

駐車場入口に立つ神社名標の文字は明治神宮宮司の筆による。

金劔宮

拝殿横にも大きな杉の木が立つ。

金劔宮

拝殿に架かる金劔宮の扁額。

金劔宮

狛犬は拝殿前にも対に護っているが、拝殿横にまわると、本殿前にも古い風変わりな狛犬が対で護っている。とても古そうだ。

金劔宮

社務所の授与所で御朱印を頂いた。とても勢いのある字で書いていただける。

金劔宮

授与所に由緒書が置いてあるので忘れずいただく。

金劔宮

社務所で御朱印を待っている間、飾られていた写真を見た。

そのひとつが、「見猿」「言わ猿」「聞か猿」の三猿のひとつ「聞か猿」に見える幹跡。拝殿左の杉の木で、二年前の写真だったので今はちょっと見えなくなってきたみたい。

金劔宮

もうひとつが、招魂社前手水舎右の杉の木。龍神様です。こちらは写真角度によって今でも龍神様に見えます。
ほら!見えるでしょ。

金劔宮

金劔宮境内には多くの攝末社が建っている。「金運神社」として知られる「乙剣社」。

金劔宮

「金比羅社」

金劔宮

「丈六宮」

金劔宮

「粟島神社」

金劔宮

「えびす社」の前には、天平時代から枯れることのない「天の真名井池」がある。

金劔宮

「招魂社」

金劔宮

「招魂社」の社名標は、林銑十郎元総理大臣の書によるもの。

金劔宮

拝殿前には能舞台がある。源義経が奥州に向かう途中に参詣し、神楽を奉納したと伝えられるが、

金劔宮

石川県は加賀藩の庇護下で能がさかんになった。松の絵なのでやはり能舞台。

金劔宮

拝殿前の手水舎近くに、「義経腰掛石」が残っている。他に「牛石(天忍石)」、「亀石」が残る。

10月の秋季祭で奉納される「ほうらい祭り」は白山市指定無形民俗文化財。

金劔宮
石川県白山市鶴来日詰町巳118