金沢神社は加賀藩11代藩主前田治脩(はるなが)が寛政6年(1794)に、兼六園の現在の梅林の地に藩校明倫堂を建て、その鎮守社として金城霊澤のほとりに創建した。兼六園が整備されるにあたり竹沢御殿の鎮守となったが、一般の人々が参拝できるようになったのは明治7年5月7日、兼六園の一般公開と同時である。御祭神は学問の神であり前田家の先祖である菅原道真公、前田斉広(なりなが)公、前田斉泰(なりやす)公。
広坂沿いの観光客にも目につく場所に立つ鳥居。兼六園の随身坂口への最短ルートである。
鳥居をくぐると境内入口にある「金城霊澤」
「金澤」のまちの名の由来ともなったとても澄んだ水を湛えている。
井戸の上には水の守り神である竜神が描かれる。
境内にある池には蓮が見頃を迎えていました。
好天に大輪の花を天に向けて咲かせる蓮がきれいでした。
拝殿正面にもうひとつ鳥居がある。
まっすぐの参道を進んで門をくぐると拝殿だ。
赤い拝殿は印象的です。
屋根の鳳凰も変わっていますよね。
拝殿には前田家始祖である菅原道真公ゆかりの能「老松」の奉納額も掛けられている。
暑い日でしたがお手水の水はとても冷たかった。
御朱印と一緒にしおりをいただけます。由緒はお守り授与所に置いてある。
御朱印は神主自らが書いてくれる。巫女が書くことも多いのでうれしい。とても達筆!
境内には上辰巳町にある板屋神社の遙拝所があります。祭神として祀られる板屋兵四郎は辰巳用水を設計し、金沢城まで水を引きました。兼六園も辰巳用水あっての名園です。
拝殿横には辰巳用水の石管が展示されている。
金沢神社
石川県金沢市兼六町1−3