全国英霊参拝の最初は石川護国神社です。地元ということもあり、まずは県内出身者の英霊に参拝することに決めました。
明治元年の北越戦争で戦死した加賀藩の108柱に始まり、西南戦争、日清戦争、日露戦争、日中戦争、太平洋戦争までの44889柱が祀られています。第九師団本営地が金沢城にあった関係で、管下の富山、福井、岐阜、滋賀県出身者も含まれています。昭和14年に社名が石川護国神社と改称されました。
神社標は西口鳥居前、東口鳥居前の他に兼六園真弓坂口横の広坂にあります。この西口鳥居前が一番大きいですね。
一の鳥居
拝殿までの参拝路にある二の鳥居
青空の下、静寂の境内のほか目障りなビルなど建物がない気持ちよい空間です。
拝殿に向かいます。護国神社はこの左右対称となる建て方が多いです。
賽銭箱の真上に掲げられた扁額
「顕忠」
加賀藩最後の藩主の前田慶寧公の自筆で「忠義をあらわす」という意味だそうです。元は卯辰山の招魂社に掲げられていました。
拝殿から振り返ると、二の鳥居、左に社務所、鳥居の奥にビル(旧国立病院)が見えます。
御朱印は社務所でいただけます。
頒布されている絵馬は空母加賀をはじめここにしかない絵がずらりと
参拝経路どおりに進むと、
社務所前の五葉松か始まり
キンメイモウソウ竹と進み、梅の木で終わります。松・竹・梅と幸せの参拝路というわけですね。
境内には退役軍人や遺族の方々の寄進された石碑がたくさん建てられています。
石川護国神社の隣には旧第九師団長官舎が移築されています。