所在地 | 石川県金沢市倉ヶ嶽町 |
立地 | 丘陵頂部、標高565m |
遺構 | 曲輪、土塁、井戸 |
規模 | 310m X 130m |
城主 | 林氏、冨樫氏、一向一揆 |
時期 | 室町、戦国 |
駐車場 | 登山口に3台ほど、散策路口に10台ほど |
訪城(登城口)のアクセス | |
城内の散策路 | |
遺構・縄張の残り具合 | |
遺構の地表状態 | |
城館からの眺望 | |
城館の見学時間(登城口から) | |
見学の服装 |
倉ヶ岳城案内(PDF)
[案内訂正履歴]
r2 「富樫」を「冨樫」に変更。
配布カード
- 倉ヶ岳城 Ver.1.1
攻城月:2020年5月
踏査時間:約3時間30分
倉ヶ岳に向かい、槻橋城と同じく月橋集落の氏神槻橋神社をスタートする。
左奥に見えるのが槻橋城の登城口
そのまま舗装道路を上って行き、二又を右に進むと登山口に着く。砂防ダム前に2、3台駐車する場所がある。
獣道のように始まる登山口に入る。
すぐに峠道らしい窪んだ道になり、迷わず登ることができる。
10分ほどで舗装道路に入り、舗装道路沿いに右へ迂回する。
登山道をまた上る。
さらに10分ほどでまた舗装道路を横切る。
右斜めに延びる登山道を行く。
15分ほどで分岐が出てくるが、左に進む。
さらに5分ひと山越えると前が開けて
そこはもう倉ヶ岳の遊歩道(散策路)である。頂上は右なのでそちらに進む。
丸太の段を上り
少し足場の悪い山道を進む。
10分かからず岩場が出てくる。ロープが下がる本格的な崖。濡れていると少し危ないかも
こちらからは攻めることができない天然の防御壁だ。
岩場を登るとそこからは手取川扇状地が見えた。とても展望がいい。
岩場の背後、岩の奥に道が延びている。わかりにくいがこれが頂上への道
3分ほど歩くと頂上に着く。倉ヶ岳城の主郭になるが、平坦地の広さは感じられず見張り台に近い。
標高の看板の先、遊歩道があるはずなのだが藪に覆われているため断念。戻ることにする。
頂上からも扇状地が見える。奥には日本海
岩場まで戻り、遊歩道を下りる。
途中分岐をそのまままっすぐに進むと行き止まり。
岩場の上ののぞき。
眼下に大池と加賀平野が広がる。右手には日本海も望める。
先程の分岐まで戻って遊歩道を進む。
5分ほど歩くと分岐、右手の遊歩道を上って行く。
すると森の奥に池が現われる。先程見えた大池に対して小池という。
とても静かな環境で、モリアオガエルの卵もそこかしこに見られる。倉ヶ岳城は飲料水には事欠かない。
少し戻り、さらに遊歩道を奥に進むと左手が窪んでいる。
曲輪のようにも見えるが、自然地形に近いのだろう。
さらに奥に進めば頂上に続くのだが、藪になること必至なので元に戻る。
遊歩道沿いには土塁が残っている。一部が切れそこが大手と考えられている。今は藪
急な坂を下りていくと
舗装道路に至り、近くに駐車場がある。途中狭い道路もあるが、車でここまでは来ることができる。
倉ヶ岳・大池の散策路案内看板。
駐車場から一段下りると目の前に大池が広がる。
富樫政親の落命伝承の残る大池。風のない日は鏡のように周囲を映し、とても美しい。
大池対岸から倉ヶ岳城を眺める。
木のない崖部分。その頂点がのぞきの場所になる。
10分ほど大池沿いを歩くと堤防に至る。
この日はお一人釣りをしている方がいた。
堤防を渡りしばらく行くと元の分岐に戻ってきた。
いろいろと寄り道したが、一周約70分だった。
帰りは風吹峠に向かう。
アップダウンを何回繰り返しただろうか。看板も文字が見えなくなっているので地図を見ながら分岐を数えた。
35分ほどで風吹峠への分岐に至る。
急な坂を慎重に下りて3分ほどで風吹峠に至る。
峠には地蔵が祀られていた。
鶴来から内川に向かうかつての生活道路だが、今は通る人はいない。実際にどこまでつながっているのだろうか。
地蔵の向かいには通行の無事を祈ってたくさんの石像が並んでいた。
この脇を下りていけば金剣宮に至る。
舗装道路に出て、ずっと山道を来たが疲れたので舗装道路を行き、槻橋神社の案内板から山道を下りて登山口に戻る。