所在地 | 石川県鹿島郡中能登町石動山 |
立地 | 尾根頂部、標高464m |
遺構 | 曲輪、土塁、堀 |
規模 | 160m X 100m |
城主 | 石動山天平寺 |
時期 | 戦国 |
駐車場 | 石動山資料館に隣接して30台以上 |
訪城(登城口)のアクセス | |
城内の散策路 | |
遺構・縄張の残り具合 | |
遺構の地表状態 | |
城館からの眺望 | |
城館の見学時間(登城口から) | |
見学の服装 |
配布カード
- 石動山長坂道砦 Ver.1.0
攻城月:2020年4月
踏査時間:30分
県道306号平阿尾線は氷見市平で道路損壊のため通行止めになっていました。
そこから東に長坂道となる。
下って少し行くと右手に池がある。池の土手は湿っていて少しぬかるむ。
最初の小山は左手に横堀のようなものが見える。
上るとすぐに下る。
下った所の右手に竪堀がある。
この竪堀は麓にある旧焼尾集落に続く道になっている。
さらに進むと左手に石造物や石塔が並ぶ。
入口から10分ほどで砦跡に至る。右手に土塁状の高まりがあるが、
かつての誉津石権現跡で石塔や礎石が残る。
主郭の向こうにもうひとつの曲輪があり、桝形のようになっている。
竪堀は長く延びている。
主郭の入口が両側に竪堀が通り、土塁がある。
道の沿った曲輪
曲輪から道を見下ろすと意外に高く感じる。
さらに下るとまた両側に竪堀が設けられている。
上部のよりは浅いがこちらも長い。
長坂道をさらに1分ほど歩くと長坂道の庚申塚が麓を正面に建っている。
入口まで戻る。石動山に唯一残る宿坊の観坊の建物が残っている。
攻城月:2021年4月
踏査時間:1時間
昨年は長坂道砦までを往復したのみで、気になる場所が残っていたので再訪問した。
石塔を過ぎると、
左手の土塁が切れた場所がある。
現在は墓地で使用されているが、平坦地としての広さがある。周囲に堀などないか探したがなかった。
しかし、砦に近く兵を駐屯して補充したり、本陣を置くにはちょうど良い場所かもしれないと思う。
主郭に残る誉津石権現跡を探る。
礎石らしい石が残る。
左の石は礎石として、右の整形され穴の開く石はなんだろうか?
次に麓の旧焼尾集落に行ってみる。最初主郭前の竪堀から行こうとしたが、かなりの急斜面で引き返した。
次に手前の竪堀を下りてみる。
足下に気をつけながら5分ほど下りると平坦な場所に見えてきた。
小さな川を挟んで両岸に住宅地か農地かわからない平坦地が谷間に続いている。
廃村になってから建物はすべて撤去されているようだ。
ふと小川をみると、護岸のため石積みがされていたようだ。
護岸石積みはずっと続いている。平坦地には井戸らしい穴もある。
奥に進むと石積みは段差のある平坦地を囲むように隅石があったり、斜面側にも石積みが見られた。段差の大きいところは大きめの石を積んで崩れにくくしているようだ。こんな山奥に人の手の入った痕跡をみて満足して次に行く。