少し前の話になりますが今月8日に七尾に行って来ました。

七尾城登山口駐車場の休憩所に寄ると

今春立ち入り禁止解除予定という予告どおり、4月5日から本丸に上がれるようになっていました。車で本丸駐車場に上がることもできますし、大手道を徒歩で上がることもできるようになりました。

ということで、本丸駐車場まで上がって再開状況を確認してきました。

史跡整備箇所で調度丸から寺屋敷を経由して大手道に至る通路と、温井屋敷から本丸外桝形を経由して本丸に至る通路、そして城山展望台は立ち入り禁止になっています。
こちらは調度丸から寺屋敷に下る出口の立ち入り禁止状況。

桜馬場下三段石垣は崩落箇所を破れにくいシートに変更して、

階段から入れないようにロープを張り、孕んだ石垣は網で保護してありました。

遊佐屋敷から本丸外桝形への立ち入り禁止状況。

遊佐屋敷から本丸に上る階段途中、孕んだ石垣を土嚢で抑えてあります。

本丸のベンチ前の地割れは補修が終わっていますが

小石を詰めただけのようで大丈夫でしょうか。

本丸から外桝形への立ち入り禁止状況。

七尾城の観光の目玉である本丸からの七尾湾眺望はできるようになったので、今後観光客が戻ってくることを願っています。
昨日、今年のカタクリの開花状況を見てきました。

山上駐車場への道路はまだ通行止めが続いています。昨年末時点で今春開通予定とされていましたが、2月に大雪があって雪解けが遅れたため、開通に向けた工事再開はGW後になるようです。
現時点では6月中頃の開通予定だそうです。

今年は雪解けが遅かったので近年の中では最も開花が遅く2週間ほど遅れて見頃を迎えています。

日当たりの良い場所は早く雪解けが進むので、鹿、猪の獣害がひどくカタクリは少なくなっています。近年は後三の丸背後の空堀付近が見どころです。

令和4年8月豪雨で一部斜面が崩れ、令和6年元日の能登半島地震で斜面全体が緩くなっていましたが、その状態で今冬雪解けが早く進んだ斜面を鹿が走り回って地震後より崩れた状態となっています。
地元の方の話では年々鹿の捕獲数が増えているそうですので、観光客の入れなくなったこの2年半で鹿の糞が目立つようになりました。尾根先端にある鳥越城では雪に覆われる冬の間しか見ることはありませんが、今後は見通せません。車で上がれるようになっても鈴をつけて散策されることを推奨します。

平坦面は雪解けが早く進む端のほうから猪が地面を掘り起こして、一部は歩きにくいほど凸凹になっています。
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