道の駅すずなりの営業状況

道の駅すずなりの営業状況
先日21日にすずなりに行ってきました。4月28日の開業周年日に営業を再開しました。

道の駅すずなりの営業状況
建物構造に被害はなく、津波はここまで来ていないということです。
商品の納入業者が多数被害を受けているため、商品は従来の半分ほどしか並んでいません。当社の商品はレジ並びの冷蔵庫横の棚にありましたが、今はレジ回りの棚のレジ裏手に置かれています。

道の駅すずなりの営業状況
5月の営業時間は火曜日・木曜日・日曜日の週3日、11時から14時までの時短営業となります。しばらく続くそうです。夏には新商品追加予定です。

金沢から珠洲までの道路は、のと里山海道は徳田大津ICまでは大きく問題なく補修され交互通行できます。徳田大津ICからのと里山空港ICまでは輪島方向に一方通行で迂回路や波打った場所が多くあります。平行する国道249号は徳田大津IC口から穴水まで補修されて問題なく交互通行できます。すず道路はのと里山空港から先は補修されていますが少し波打った場所が遺っています。すずなりまでは舗装修理されていますが、すずなりより先は砂利部分が多くあります。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
21日に道の駅すずなりに行った帰りに中島から外浦の富来に出て木尾嶽城の状況を確認してきました。
震度6以上を観測した地域であり、木尾嶽城の山麓を流れる富来川沿岸の集落には大きな被害がでていて、東小室は多くの倒壊家屋がそのままになっていました。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
登城口の慰霊碑が土台から外れて少しずれていました。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
一部草に覆われた道があるものの、大部分は植林のスギの影になって道は明瞭で一度登ったことがあれば問題なく頂上付近まで行くことができます。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
途中斜面に埋まった大岩が振動で少し動いたような隙間が見られました。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
頂上直下の日当たりの良い場所はやはり草に覆われていて道が全くわかりませんでした。地表が荒れている感じもありましたがよく見えないので状況がわかりません。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
主郭も一面の草に覆われていました。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
眼下にはブルーシートが目立ちます。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
かつて神社か東屋が建っていたようなコンクリートの土台の下に隙間ができていました。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
一段高い櫓台の斜面が崩れたように荒れています。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
南側斜面には50センチほど表層が滑った地割れができていました。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
主郭から尾根筋にある堀切などを確認しましたが被害はなく、林道からの入口に建つ案内板が倒れているだけでした。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
さらにその先にある殿様池の状況を確認しようと林道を歩いて行くと、大きな地割れができていて段差で車の通行が難しくなっていました。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
行き過ぎたと思って引き返すと看板が外れた杭を見付けて笹藪の中に突入しました。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
殿様池は以前のように水を湛えていて周辺に地割れもなく水脈の変化はないようで安心しました。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
帰りは地表の見える斜面を主郭の櫓台から下ると、斜面にも地割れを見つけました。主郭の地割れの続きになるようです。

木尾嶽城 能登半島地震の被害状況
尾根筋を植林地に直角に曲がる直前の尾根筋の南側で土砂崩れが起きていました。この尾根筋は山裾を広地川が流れる南側が特に急傾斜になっているので、道路を走っていても土砂崩れがいくつも見られました。

飯田城 能登半島地震の被害状況

飯田城 能登半島地震の被害状況
21日に道の駅すずなりに行くのに会わせて飯田城の状況を見てきました。
この時期はすでにシダ類が繁茂して東側からアプローチする道が全く見えなかったので、西側の竪堀から上りました。主郭は草に覆われて確認できないと思い、西側の畝状竪堀群、北側の畝状竪堀群を中心に状況を確認しました。

飯田城 能登半島地震の被害状況
畝状竪堀群は見た限り被害はないようでした。

飯田城 能登半島地震の被害状況
東側から北側の畝状竪堀群に回り込んだ時に、竪堀の下辺りに地割れで20センチほどの段差を確認しました。

飯田城 能登半島地震の被害状況
東西方向に同じような段差をいくつか確認できたので主郭も北端のほうに地割れができている可能性があります。下草のない地表面が見やすい時期に再度確認できればと思います。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
21日にすずなりに行くのに合わせて正院川尻城の状況を確認してきました。
道の駅すずなりまでの道路は応急補修されて舗装されていないところはありませんでしたが、すずなりから先、野々江から先は道路沿いに倒壊したり傾斜したりした家屋がそのまま残り、道路は穴は埋められているものの舗装が間に合わずに砂利のままというところが断続的に続きます。
正院川尻城前の道路沿いも倒壊した家屋がそのままで道路状況はいいとは言えません。主郭へ向かうルートのひとつ川尻稲荷神社は倒壊した鳥居が根元だけ残っていて社殿は倒壊したままでした。社殿の背後に崩れた斜面が見えました。最終的にわかったことですが、さらに左方にも崩れた斜面がありこの間に標柱の建つ主郭があります。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
稲荷神社社殿右から山沿いに右の方へ道があったのですが、途中土砂崩れや倒木で道が塞がれていました。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
なんとか乗り越えて山手に入っていくと一面が草で覆われていました。道は一段低く、右手の高い部分は畑作が行なわれていたところです。今年は地震の影響で耕作できなかったとしても、この様子では昨年GWの地震以降耕作していないのかもしれません。
耕作している方がいれば道も除草してあるので歩きやすいですが、昨日からの雨もあって草が濡れていて靴の中まで濡れてしまいました。道を川のように水が流れていたので地下の水脈も変わった可能性があります。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
記憶を辿りながら進むと植林地で下草のない場所に至りました。よく見ると地割れが見えます。
この後正面が急崖に見えたので植林地の中を進んだのですが奥の曲輪をまわって主郭まで遠回りになって大変でした。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
ですのでわかりやすく主郭まで最短経路で進むように説明します。結局、植林地で急崖に見えたところは地割れで植林地側が沈下して高低差ができてしまった部分でした。この上に地震以前の緩やかな坂道があります。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
坂道を上ると曲輪群が見渡せる場所に出るはずが、またしても一面の草叢になっていました。少なくともカード制作のために写真撮影に来たときにはここも数人の耕作者がいて耕作地が広がっていたのですが。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
日当たりもよく草丈も高くなり道がどこかもわかりません。この時期でこういう状況なので人のほぼ入らない山城同様雪解け時しか入れない城跡になるかもしれません。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
主郭への案内板はありますが道はやはり不明瞭です。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
主郭は他の耕作地より先に耕作されなくなっていたので想定通り一面の草叢です。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
標柱の先、正面は以前も海の方が見えましたが、右の方にもなぜか光が入ってきています。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
近づいていくと海の方までまる見えの状況です。主郭は別名高要害と呼ばれる曲輪ですが、西隣りに一段低い下要害と呼ばれる曲輪がありました。そこへこの隅から下りることができたのですが、今は下を覗くのも恐く近づくことができません。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
下要害はスギの植林地になって視界が悪い場所でしたが、スギもろともに土砂崩れが起きていました。少なくとも下要害の主郭寄りの西半分は消失したと思われます。

正院川尻城 能登半島地震の被害状況
振り返ると今いる主郭にも地割れによる段差ができていました。草叢で見えなかっただけで他の場所にも地割れが多く発生している可能性があります。

切山城 能登半島地震の被害状況

切山城 能登半島地震の被害状況
10日に切山城の状況を確認してきました。曲輪や堀切など城郭施設の土砂崩れや地割れの被害は見られませんでした。

切山城 能登半島地震の被害状況
今日は主郭櫓台からは遠く白山を望むことができました。

切山城 能登半島地震の被害状況
切山城に沿って現在の小原越が通過している場所で横堀が一部残る部分との分岐にブルーシートが被されていて、おそらく土砂崩れと思われますが能登半島地震によるものか、あるいは昨年7月の豪雨によるものかはわかりません。

切山城 能登半島地震の被害状況
初夏で草丈がまだ短いことと、草刈りされている場所があり遺構は見やすい状況でした。対抗する松根城側(東側)に設けられた堀切もよく見えました。

切山城 能登半島地震の被害状況
切山城から東へ「オトシの坂」の間の旧小原越の山道も散策してきました。

切山城 能登半島地震の被害状況
堀底道がよく残っていて、途中段にして進攻を遅らせる構造も見られました。

松根城 能登半島地震の被害状況

松根城 能登半島地震の被害状況
10日に松根城の状況を確認してきました。一回りしてきましたが、土砂崩れや地割れなどの被害はありませんでした。

松根城 能登半島地震の被害状況
一昨年の大堀切発掘調査に合わせて大堀切と

松根城 能登半島地震の被害状況
馬出に案内板が追加されました。

松根城 能登半島地震の被害状況
最も利用されるアクセス道である国道359号線は能登半島地震により小矢部市内山と金沢市今泉町で被害が発生したため現在も通行できません

松根城へは、北側からは津幡町の県道212号線から国道359号線に入る、南側からは国道304号線の金沢市高坂町から行くことができます。アクセス道が限られ以前より訪れる人がまばらなため、熊に遭遇する可能性もありますのでクマ鈴など対策して散策して下さい。