所在地 | 石川県白山市出合町 |
別称 | 府峠城、不動下城 |
立地 | 丘陵頂部、標高268m |
遺構 | 曲輪、土塁、堀、石垣、虎口、土橋 |
規模 | 190m X 150m |
城主 | 二曲右京進、鈴木出羽守 |
時期 | 戦国 |
指定文化財 | 国指定史跡 鳥越城跡附二曲城跡 |
駐車場 | あり(であいふれあい公園共用) |
訪城(登城口)のアクセス | |
城内の散策路 | |
遺構・縄張の残り具合 | |
遺構の地表状態 | |
城館からの眺望 | |
城館の見学時間(登城口から) | |
見学の服装 |
配布カード
- 二曲城 Ver.1.0
- 二曲城 Ver.2.0
攻城月:2020年6月
踏査時間:約30分
※曲輪の名称は、「二曲城跡発掘調査報告書」(2010、白山市教育委員会)に準拠し、カッコで案内板などの名称を記載しています。
であいふれあい公園入口の駐車場に停める。
二曲城の登城口
二曲城の案内板が建っている。
入るとすぐ左の丘陵に三の曲輪(郭)に入る入口があるが、6月現在立入禁止になっている。
道は北側斜面にもあり、堀切か道跡なのか判然としていない。
そのまま谷底の道を進むと、前に堤(土塁)が見えてくる。谷間を完全に遮断し、谷底を進んで主郭に迂回されないようにしている。
階段を上ると大きな池になっている。
その堤跡の左に丘陵を断ち切るように竪堀が入っている。ここが三の曲輪と二の曲輪(郭)の間になり、敵をここから二の曲輪の虎口に誘い込むようにしていてぜひ見て欲しい。が、やはりこちらも6月現在立入禁止になっている。
※現在工事期間について確認中ですが、二の曲輪の北側法面が崩れて工事をしているため、三の曲輪と二の曲輪が立入禁止になっています。
ここからは2015年12月の状況を見てもらいましょう。環境整備後の二の曲輪の虎口になります。
二の曲輪は谷の方に土塁が設けられ、2棟の建物跡が見つかっている。
二の曲輪からジグザグと上って行くと主郭(本丸、一の曲輪)の虎口に至る。
主郭では石敷跡や井戸跡、炉跡など見つかった遺構が整備されている。
二曲城主郭から鳥越城を見る。
そして、これが現在の主郭です。
主郭から谷間に下りると四の曲輪(郭)になります。
谷間にある四の曲輪を挟んで本丸の反対側に五の曲輪があります。四の曲輪に下りる途中の尾根沿いに進むのですが、現在藪がひどく入れませんでした。
四の曲輪の石垣。石垣の前に空堀がありました。
空堀の南側斜面は近代の石切跡が残り、遺構が残っていません。
攻め手からのアングル。かなり威圧感ありますね。
守り手からのアングル。道も狭く、少人数でも守りやすそうです。
駐車場から二曲城と向かい側の丘陵に上ると墓地があり、八幡神社がある。
この周辺が殿様屋敷と呼ばれている場所で、二曲氏の平時の館跡になります。