所在地 | 石川県河北郡津幡町七黒 |
立地 | 丘陵頂部、標高100m |
遺構 | 曲輪、土塁、堀、櫓台 |
規模 | 440m X 130m |
城主 | 目賀田又右衛門・丹羽源十郎(前田利家家臣)、久世但馬守(佐々成政家臣) |
時期 | 戦国 |
指定文化財 | 町指定史跡 |
駐車場 | なし、登城口道路に数台駐車可 |
訪城(登城口)のアクセス | |
城内の散策路 | |
遺構・縄張の残り具合 | |
遺構の地表状態 | |
城館からの眺望 | |
城館の見学時間(登城口から) | |
見学の服装 |
配布カード
- 笠野鳥越城 Ver.1.0
攻城月:2020年2月、3月
踏査時間:約50分(+登城道笹刈り3時間10分)
津幡町字鳥越にあった一向一揆の拠点弘願寺の西の防御施設として築城された鳥越城(白山市の鳥越城と区別するため便宜的に「笠野鳥越城」と称します)。
丘陵谷間の倉見集落を東に進むと笠野トンネルの上、左の少し高い部分が鳥越城の主郭があった。
笠野トンネルを通り七黒集落側に入ると、鳥越城登城口がある。左の道路は行き止まりなので片側に寄せて駐車できます。
「本丸マデ十分」とありますが、実際はそんなに易くはありません。
トンネル横に案内板が建っている。
「鳥越城跡」の案内板は日に焼けてとても薄くなっている。
案内板から少し左に登り口がある。以前来たときはここもわからない状態でした。
上ると5メートル行くか行かないかで背丈にもなる笹藪になった。下をのぞくとなんとなく登城道がわかったので笹を刈りながら進むことにする。
右にカーブしながら東西に延びる尾根筋に辿り着く。ちょうどトンネルの上。尾根筋沿いにロープが見える。ここまでの道のりが正しかったのかわからないが、ここからは登城道と確信できる。
9時から11時半まで2時間半ほど笹を刈り続けて三分の二ほど上ってきた。10分の道のりが非常に長いが、1日目はここまで。
あれからひと月。2日目の攻城を始めます。
冬なので先日刈り取った笹はすでに枯れ、道はしっかり残っている。
約2分で尾根筋に到達する。
約7分で先日の終了地点に至った。今日も笹の刈り取りを始める。
尾根筋は登城道がわかる場所が多いが、左右から笹が覆い被さるようになっている。
約40分、頂部近くまで来ると、ようやく刈らなくても通れるようになった。
念願の主郭に着いた。笹は膝丈くらいなのでかき分けて進む。
主郭の西端に笹も埋もれて標柱が建っている。
NHK大河ドラマ「利家とまつ」が放映される前年の平成13年10月に津幡ライオンズクラブが建てた「史跡 鳥越城 本丸趾」の標柱。まわりの笹だけ刈ってきました。
主郭から北西方向。遠くに山が見えるがどこが見えているのかわからない。
主郭から北を通る北国脇街道へ伸びる尾根筋。主郭口には食い違い竪堀があるそうなのだが笹に覆われて分からない。
主郭から東方向。県境の山並みの上に、冠雪した立山連峰の雄山と薬師岳の頭が少し見えた。
来た道を戻る。尾根筋はかなり急な場所もあるため、靴、トレッキングポール、手袋は必須だろう。
約8分で下りてきたので、上りは10分少々だと思われる。年内はなんとか上れるのはないだろうか。