七尾城登山口駐車場の案内所(兼トイレ)の中に
「七尾城跡立入可能区域のお知らせ」が貼ってありました。
正月の地震から9カ月経過しましたが、現在立ち入りできるのは本丸駐車場から調度丸までの一部のみで、桜馬場、本丸、二の丸、三の丸の主要な曲輪のほか、上部の城山展望台も立入禁止のままです。城山展望台の先、石動山へ向かう林道城石線も通行止めで通り抜けできません。
トイレは本丸駐車場トイレが9月23日より使用できるようになったようです。しかし、入れる区域が狭いですね。
案内所には七尾城の被災状況の写真も貼ってありました。
本丸周辺の被害の全容の一覧もありました。私が確認に行ったときはすでにブルーシートが掛けてあったので被害状況の詳細を見ることができない場所も多り参考になりました。
桜馬場北側石垣最下段の崩れた様子です。
調度丸西側虎口の石垣が崩れた様子ですが、発災直後の2日は下部に穴が空いただけの状態だったのが、16日時点ではその後の余震で大きく崩れたことがわかります。
本丸の地割れの様子です。地盤が下がっており、栗石が揺さぶられて石垣が少し前倒れしたことがわかります。
本丸外桝形の地割れはさらに大きく、虎口の石垣や入口の通路まで続いています。
七尾城を散策することは当分できないと思われるので、しばらくは麓の七尾城史資料館の展示を見ることをお薦めします。資料館では日本城郭協会の日本100名城カードの販売も始まりました。