少名彦神社は金沢市田上の山麓に鎮座しています。この地域は近年金沢大学の門前町として住宅地が広がってきました。祭神は少名彦神。式内社「神田神社」の論社のひとつです。
住宅に挟まれ奥まった場所に、多くの大木のある鎮守の森を形成しています。
入り口の鳥居横には石標が2本。1つは旧村社少名彦神社。
もう1つは式内神田神社です。
鳥居は2つ。それぞれに扁額が架けられています。
一の鳥居の扁額は「少名彦神社」
二の鳥居の扁額は読み取りづらくなっていますが「菅原神社」??
道真公はこの神社の祭神になっていないだろうと思いきや、調べてみると祭神になっていました。菅原性を名乗る前田家の治世となった近世以降に合祀されたのかもしれません。
杉の木がそそり立つ参道や社殿まわりの雰囲気は気持ちが引き締まります。当日は雪の風にのって吹き荒ぶような天候で、木々もミシミシと音を立てて揺れていて非常に恐ろしく、荒ぶる神が降臨という状況でしたが、帰り際にわずかな時間晴れたので、その間に写真撮影をやり直しました。神の存在を感じる参詣となりました。
拝殿横に社務所ありましたが無人でした。御朱印は本務社に他社の御朱印がなかったのでないでしょう。
少名彦神社
石川県金沢市田上本町タ23
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